フランス語で「私の宝物」とはなんと呼ぶ?カップル達の愛称Top5

私がフランス来てびっくりした一つが、フランス人は名前も呼びますが、愛称で呼ぶ機会が多いことでした。

特に息子が生まれてから、義両親や夫、全て名前でなく愛称で呼ぶ事が多いのです。

しかもそれぞれ、皆バラバラ。

今回は、そんな日本ではあまり知られていないフランスの愛称について、フランス語名と読み方をご紹介します。

可愛い愛称やちょっと変わった呼び名、実際に私が呼ばれた愛称などもご紹介します

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フランス語の愛称こと、Petits noms d’amour

「私の宝物」をフランスゴでは、Mon trésor モン トレゾ-と言います。

“Mon”は「私の」で”trésor”が「宝物、財宝、宝庫、秘宝」の意味です。

とってもロマンティックな呼び方ですよね。

名前が由来の省略されたニックネ-ムではなく、愛称やあだ名はフランス語で「Petits noms d’amour プティ ノン ダム-=小さい愛の名前」

若しくは「surnoms amoureux スルノン ザムフゥ=恋愛の異名」。

この呼び方はフランス人にとって、切っても切れない名前の代名詞だとしみじみ感じます。

⇒名前が由来の省略版、prénoms diminutifsについては、こちらをご覧ください。
フランス人の名前の省略形を教えます。愛称は短くて音も可愛かった!


これは日本にはない呼び方なので、フランスに来た当時は、ええ~!!と小っ恥ずかしさ満載でしたが、もうすっかり慣れてしました。

さらに、今や息子に色々な愛称で呼んる自分がいます(ーー;)

なんだか怖いくらい、意識がフランス人化してしてしまいました。

amoureuxは形容詞で「恋愛の、恋愛の」という意味なのですが、amourなら「愛、愛情」なので、恋人や家族以外でも、女友達にもOKです。

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男女別や両方に呼べる愛称があります

フランス語の名詞には男性名詞と女性名詞があるように、愛称にも男女別のものもありますが、性別関係なく、両方呼べる名もあります。

両方呼べるのは、便利ですよね。

Avenue romantique!の調べでは、10人中6人のフランス人は、名前よりこの愛称で呼びたい模様。

まずは、カップル達が呼び合う愛称Top5をご紹介!

Le top 5 des petits noms d’amour 愛称トップ5

 

 順位 男性 女性
 1Chériシェヒ / Mon chériモン シェヒChérieシェヒ / Ma chérieマ シェヒ
 2Mon cœur モン クーMon p’tit cœur モン プチ クー
 3Chouchou シュシュBébé ベベ
 4Doudou ドゥドゥ
Ma puce マ ピュス / Pupuce ピュピュス
 5Mon amour モ ナムー/ Mamour マムーLoulou ルル

 

第1位

Chéri シェヒ /Chérie シェヒ、Mon chéri モン シェヒ / Ma chérie マ シェヒ

トップはやはり、Chéri/Chérieこと「愛しい人」ですね。

ちなみに、Mon/Maは「私の」という意味なので、Mon chéri / Ma chérie 共意味は「私の愛しい人」と言う意味になります。

26%の人々が、この様に呼び合っているとのこと!

第2位

Mon cœur モン クー/ Mon p’tit cœur モン プチ クー

cœurクーは「心、ハート 」で、Mon cœurは私のハート。

英語で言うと、My Heart マイハート。

p’tit は”petit”プチこと、小さいという単語の省略形です。
ですので、Mon p’tit cœurは「私の小さなハ-ト」、可愛いですよね!

Mon cœurとMon p’tit cœurは、男女関係なく両方呼べます。

 

第3位

男性:Chouchou シュシュ、女性:Bébé ベベ

Chouchouとは「お気にいり」とう意味です。

Bébéは「赤ちゃん」、ベイビーですね。

いつまでも、可愛い存在という感じでしょうね。

第4位

男性:Doudou ドゥドゥ、女性:Ma puce マ ピュス / Pupuce ピュピュス

Doudouとは「お気いりのぬいぐるみ」です。


生まれてから、片時も話さないお守りの様な存在のぬいぐるみ。


そんな、大切な存在を意味しているのでしょう。

Ma puceのpuceとは「ノミ」です。
そう、頭に付くノミの事です!なぜノミなのかというと、小さいからだとか、壊れやすいからだとか音が可愛いからだとか、そんな感じです。

Pupuceはpuceが由来の可愛い愛称で、女性や子供向け。

第5位

男性:Mon amour モナムー / Mamour マムー、女性:Loulou ルル

Mon amourことamourは「愛」、よって意味は「私の愛」。

Mamourは、Mon amourの省略形といいますが、”Mon”と “amour”を結合した形です。


意味は両方「私の愛」。

Loulouは「可愛い子」という意味です。

よく、小さい子に「ルル」と呼び掛けているのを耳にしますが、響きも可愛いですよね。


これも、子供や女性向けですが、
小さな男の子に呼んでもいいですしペットにもOKですよ!

愛情を表す愛称なので、愛しいワンコにこう呼んでいる人もいます。

ケンカしても、やっぱり愛しい人?

私がこの言葉を聞いて一番印象に残っている場面は、私が夫から呼ばれた時ではなく、義両親達の家でのことでした。

とある日曜日にいつも通り、義両親宅へ伺った時、義母は義父に「Chéri‼」と怒り狂いながら文句をぶちまけていたのです。

その時私は「へえ~ケンカしても、”Chéri”って呼ぶんだ…」と冷静に聞いてしまいました。

甘く優しい時間じゃなくても、怒りで頭から湯気が湧いている時でも、相手の事を「Chéri」と言うんだなあと妙に感心しました。

でも実は、ただの習慣で口から出ただけ….だったりして!?

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フランス語での愛称の呼び方 

私の息子は、義父より「Mon coco モン ココ(可愛い子ちゃん)」

義母より「Mon cœur モン ク-(私のハート)」

夫から「Mon grand モン ゴ-ン(私の大きな存在)」

そんなバラバラの呼び方で呼ばれています。

息子は全て自分のことだと分かっているのか?と心配になって夫に聞いてみましたが…杞憂でした。

彼はちゃんとわかっていました。

きっと話し掛けられるときに、自分の方を向いて話し掛けられたり、毎回同じ愛称で呼ばれるので段々と理解していったのかもしれません。

すごいなあ…と思いました(^^;)

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最後にまとめ

案の定、よく聞く愛称が多かったですが、あなたの印象はどうでしたか?

やはりイメ-ジ通りだったでしょうか?

恋人や家族に呼ぶのはもちろん。

でも恋人や家族だけが対象ではなく、実はamour(愛)は、もっともっと広くて大きいものでした。

実は私は、以前親しい女友達に初めて「Ma chérie」と言われた時に、すご~く嬉しくてジ-ン…思わず半泣き状態になってしまいました。

その理由は、「そんな風に私の事を思ってくれたなんて、ありがとう!!」と感動してしまったからです。

その友達は、ただ気軽にそう呼んだだけかもしれませんが、それでも嬉しかったです。

私はフランスに来て愛称で呼ばれたことにより、家族以外の大きな愛の存在に、ようやく気付いたのかもしれません。

ちょっと大袈裟とも思える愛の表現を、惜しげもなく披露するフランス。
あなたはどんなPetits noms d’amourで呼ばれたいですか?

>>フランス語の名前 まとめぺ-ジに戻る

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