いよいよクリスマス!
今年は雰囲気のある伝統的な、クリスマスのお菓子を作ってみたいと思いませんか?
でも、本格的なお菓子って難しそう…。
あまり時間が掛るのも大変そうだわ!
そんな悩みは一切なし!
ズボラな私が3回も作った、フランスの我が地方の伝統的なクリスマスのお菓子をご紹介します!
ちょっとしたプレゼントにぴったりな、簡単だけど本格派。
そんなお菓子を一緒にみていきましょう!
フランスの伝統的なクリスマスの地方菓子とは?
フランスでは地方によって、色々な伝統的なお菓子があります。
今回私がご紹介したいのは、ロレーヌ地方の伝統的なクリスマスのお菓子「Spritzブリッツ」。
またの名をGâteau de Noël(ガトー ドゥ ノエル)「クリスマスのお菓子」
biscuits de Noël(ビスキュイ ドゥ ノエル) 「クリスマスのクッキー」とも呼ばれています。
そう、クリスマス時期にクッキーを焼いて食べるのが、私の地方の楽しみ方なのですよ!
「Spritzブリッツ」は、私が住んでいるロレーヌ地方やアルザス地方、そしてドイツでもクリスマスに食べられる、伝統的なお菓子なのです!
このお菓子は、アルザスロレーヌ地方とドイツのクリスマスマーケットや、12月に入るとこの地方のマルシェでも売られています。
この時期に旅行に来られる方は、是非チェックしてみてくださいね!
あ、パリではないかもしれません。
次に、そのレシピを見て行きましょう!
ドイツでも有名なクリスマス菓子Spritzブリッツのレシピは?
どちらかというと、フランスよりドイツの方がメジャーなクリスマスクッキ-、Spritzのレシピをご紹介しますね。
超簡単です!ネタ作りだけなら、30分もいりませんでしたよ。
早速材料から見て行きましょう。
Spritzの基本的な材料は?
6種類のみです!少ないでしょ?
フランスではエシレバターが安い(2€ほど)ので使ってますが、なんでもいいです。
分量はこちらです。
材料 | 量 |
---|---|
小麦粉 | 500ℊ |
バター | 250ℊ |
砂糖 | 250g |
卵 | 3個 |
アーモンドプードル | 250ℊ |
※ベーキングパウダー | 10ℊ(なくても可) |
※ベーキングパウダーは、入れなくてもいいです。
もし自宅になければ、ナシで行きましょう!
アーモンドプードル(ア-モンドパウダー)の代わりに、ノワゼットプードル(ヘーゼルナッツパウダー)、ココナッツプードルでもいいですよ。
近くで売っていない場合は、アマゾンでありました。
こちらの商品だと、このレシピで2回分作れる500ℊです。
ヘルシーなSpritzブリッツにするなら、ここを変えてみて!
変える材料の主な2つは、こちら!
小麦粉⇒スペルト小麦
砂糖⇒ココナッツシュガ-
もし、手に入ればグルテンフリーのベーキングパウダーも。
小麦粉や砂糖をたくさん食べると、めちゃくちゃ頭皮が痒くなる私は、グルテン不耐性です。
スペルト小麦(仏語ではFarine d’épeautreファリン デポゥトゥ)は、以前私が通っていたNaturopathe(ナチュロパット=自然療法)の先生に教えてもらった古代穀物ですよ。
グルテンフリーではないですが、小麦アレルギーが反応しにくい小麦なんです。
肝心の味の違いですが、味オンチの私には正直小麦粉とのあまり違いがわかりません。
古代小麦は食物繊維が多いので、腸にいいですよ!
スペルト小麦は、スーパーで売っていないかもしれません。
フランスでもBioコーナーのに置いている店も増えてきました。
日本なら、やっぱりAmazonにありました!送料無料ですし便利ですね。
Spritzの作り方
結論から言えば、すべての材料をただ混ぜるだけです。
私が行っている、早く混ぜ合わせる方法をお伝えしますね。
順番 | 手順 |
---|---|
1 | バターを小さくカットし耐熱ボウルに入れ、予熱中のオ-ブンの中に入れて溶かす。 角が丸くなりちょっと溶けたかな?というぐらいになったらOK! 素早くオーブンから出して、ヘラなどを使って溶かしてください。 |
2 | 溶けたバターの中に砂糖を入れて混ぜる。 |
3 | 2の中にア-モンドプ-ドルを入れてさらに混ぜる。 |
4 | 最後に小麦粉とベーキングパウダーを入れて、全体がまとまる様に混ぜる。 |
これでネタは完成!あとは絞って焼くだけですよ。
次は、ブリッツらしく焼くポイントをお伝えします!
ここがポイント!Spritzブリッツらしく焼くためには?
Spritzブリッツの一番のポイントは、まさにこの独特の形です。
平べったい波型、もしくは星型を使って絞り出して下さい。
ちなみに、今回使用した型は写真下の一番左の星型と、その隣の波型です。
私は電動ミンサーを使って作りましたが、ない場合は普通のクリ-ム用の絞り口金でもOKです。
キッチンエイドでも、このアタッチメントがありましたよ。
素早く切り取らないと、ダ-と出てくるので結構忙しいです。
この様に、プレートにいっぱいになったら焼きます!
長さが、おもいっきりバラバラですね(ーー;)
焼き時間はオーブンにもよりますが、150℃にして15分ほどで焼けました。
星型の場合はこんな感じです。
絞り口金はクリ-ム用の星型と平べったいものを使うと、若干細いかもしれませんが、Spritzブリッツらしくなりますよ!
でも、もし上手く絞り出なかった場合は、家にあるクッキー型でもOK。
Spritzブリッツらしさは、なくなってしまいますが美味しさは変わりません。
クリスマスツリーの型でも焼いてみましたが、なかなか可愛く出来ました!
う~ん、でもこんな沢山焼いている時間がないんだけどなあ…という場合についてお伝えします。
時間がないけど、大量にSpritzブリッツを作りたい時は?
沢山作ってクリスマスに配りたいけど、年末は忙しいから時間がないという場合。
そんな時は、2回に分けて作ってみましょう。
そう、作業を2日に分割すると、まとまった時間がなくても可能なんです!
・1日目にネタを作る。
・2日目に絞って焼く。
この様に分けて作業すると、気軽に作れます。
そして、このネタは冷蔵庫に入れて置けば、数日置いてもOK。
その日に一気に作らなくても大丈夫です。
平日の忙しい時に、とりあえずネタだけ仕込んで冷蔵庫に保存。
そして週末に、一気に絞って焼くとOKです!!
焼くのは15分程度なので早いですし、厚みがないので冷めるのも早いです。
私はネタを作って3日後に焼きましたが大丈夫でした!
次の様に可愛くラッピングすると、素敵なプレゼントになりますよ。
クリスマスのクッキーらしく可愛くラッピング!
今回のレシピでも、結構な量出来るので友達にプレゼントするのもGoodです!
中身があえて見える透明なビニール袋に、ちょこっとリボンを結んで、気の置けない友達宅への手土産にも。
もしくは、子供たちのクリスマスパーティーにもGood!
世界地図を見せつつ、「これはフランスやドイツの伝統的なクリスマスのお菓子なのよ」と説明するのもいいかもしれません。
有名パティシエのゴ-ジャスなケ-キもいいですが、こんな素朴なお菓子を作って楽しむクリスマスもなかなかいいと思いませんか?
友達から手作りのSpritzブリッツをもらうと「ああノエルだなあ…」と感じる風物詩になっています。
最後にクリスマスに伝統菓子を作るまとめ
フランスの我がロレーヌ地方のクリスマスの伝統的なお菓子、Spritzブリッツをご紹介しました。
このSpritzブリッツというお菓子はロレーヌ地方だけではなく、アルザス地方やドイツでも作られる古いお菓子です。
クリスマスマーケットでも見かけるお菓子なんですよね。
- 作り方は簡単で材料は6つだけ!
- ア-モンドプードルを使っているので、栄養アリ!
- スペルト小麦や、ココナツシュガーを使うとヘルシー!
たくさん作って、フランス人の様に友達にプレゼントしてみて下さいネ。
きっと、ほっこりした温かい気持ちになることうけあいです。
今年も、フランスの伝統菓子でクリスマスを楽しんでみませんか?
クリスマスにフランス語でメッセージを書いて、クッキーに添えてみると一層素敵ですよ!
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