フランス語で書く日付の書き方は、ポイントがあるんですよね。
手紙を貰ったり、メールなどメッセージを貰った時に、これを知らないと戸惑うことがあるかもしれません。
日付けを書く機会に遭遇した時、どう書いたらよいのか、少し悩んでしまいませんか?
日本と同じとはちょっといかない所ですが、そう難しいことではありません。
少し注意するところがあるのです。
- 普通の日付の書き方は?
- 生年月日の書き方って?
- 結婚指輪の刻印にフランス語で日付を入れる場合って?
そんな疑問にお答えします。
シチュエーションによって、若干違いますので詳しく説明しますね。
それでは見ていきましょう。
一般的なフランス語の日付の書き方は?
フランス語で日付の書き方の順番は、曜日、日、月、西暦で、日本の書き方の逆です。
主に日と西暦は数字。
月は単語で書く時が多いのですが、全て数字で書かれている場合もあります。
例)2001年6月5日水曜日をフランス語で書くと、
- Le 5 juin 2001 (05/06/2001)
- 5 juin (05/06)
このように書きます。
もし、曜日も入れて書く場合は、
- Le mercredi 5 juin 2001 (05/06/2001)
- Mercredi 5 juin (05/06)
このように書きます。
例)2017年9月1日
Le 1er septembre 2017
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あれ?でもLe(定冠詞)がついている書き方と、ついてない書き方がある!どうして?
と思っちゃいますよね?
冠詞はとても複雑ですので説明は省きますが、ここでは大まかな違いだけ書いておきますね。
定冠詞Leをつける時
- 曜日抜きで、日、月、年と書く時。
- xx曜日にはいつもという毎回定まった曜日を示す時。
たとえば、毎土曜日(le samdi)と毎日曜日(le dimanche)など。
- 直前ではない予定している日付けを書く時。
たとえば、2,3ヵ月先の結婚式の招待状の日付などです。
定冠詞Leをつけない時
- 西暦を書かない場合で特定の年を定めない時。
「とある6月5日」と書く時は要りません。 - 曜日、日、月、年と書く時
- もし、その日付を発する時から直近の曜日であれば定冠詞は要りません(過去、未来どちらでも)
陸上クラブでもらったスケジュール表には曜日から日付が書かれているので、Leがついていません。
フランス語の先生に聞いたら、曜日を書くことで、特定されているからだそうです。
簡単に言うと、leと曜日は同じ作用をするので、どちらか書けばOK。
フランス語で生年月日を書く場合
書類に生年月日をフランス語で書く時は、以下の2つの様に書いてください。
例)1985年9月15日の場合
- Le 15 septembre 1985
- Le 15/09/1985
月の綴りがわからない場合は、数字でも大丈夫です。
ちなみに、生年月日はフランス語でDate de naissance ダートゥ ドゥ ネッソンスと言います。
もしくは、Né(e) le _____と書かれていますが、Né(e) le 15/09/1985と明記してくださいね!
会話内で生年月日を言う時
口頭で言う場合は、生年月日の前に「私が生まれた日は…(Je suis né(e) …) 」を付けて言いましょう。
- Je suis né(e) le 15 september 1985.
ジュ スイ ネ ル キャーンズ セプトンブル ミルヌフソンキャトヴァンサンク
※女性の場合は néeと書きますが、発音は変わりません。
もしくは、極シンプルに「1985年9月15日です」でも構いません。
- C’est le 15 september 1985.
セ ル キャーンズ セプトンブル ミルヌフソンキャトヴァンサンク
最後にフランス語で日付を書く時の、ポイントをまとめておきますね。
もし間違っちゃっても、日付の数字や単語さえ間違っていなければ、大体理解してくれると思います!
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日付を書く時の主なポイント
- 日付の順番は、曜日、日、月、年で書く。
- 曜日を書かないときは、日付前に定冠詞をつける。
- フランス語で書く場合、カンマを付けずにスペースを入れる。
- 1日は1erと書く。
- 一桁の数字の前に0をつけて明記すること。
※月はその日付が歴史的イベントのシンボルとして使用された場合にのみ、大文字表記。 例)le 14 Juillet=7月14日(革命記念日)
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参考文献:http://monsu.desiderio.free.fr/atelier/dates.html
NHK出版「これならわかるフランス語文法 入門から上級まで」六鹿豊著
白水社「現代フランス広文典」目黒士門著
一般的なフランス語の日付の尋ね方は?
フランス人がよく日付を尋ねるフレーズから、詳しく書いて行きますね。
曜日だけを聞く場合も多いので、それぞれ見ていきましょう。
質問「今日は何月何日ですか?」
1. Quelle est la date d’aujourd’hui ?←日常では、この文が一番よく聞きます。
ケレ ラ ダ-トゥ ドゥジュウドゥイ?
2. Quelles date sommes-nous aujourd’hui ?
ケレ ラ ダ-トゥ ソン ヌ オゥウジュウドゥイ?
3. On est le combien aujourd’hui ?
オ ネ ル コンビアン オウジュウドゥイ?
4. Quel jour sommes-nous ?
ケル ジュー ソン ヌ?
返答「今日は6月5日です。」
1. Aujourd’hui, c’est le mercredi cinq juin.←短いので、こっちをよく使います。
セ ル メルクディ サンク ジュアン
2. Aujourd’hui, nous sommes le mercredi cinq juin.
ヌ ソン ル メルクディ サンク ジュアン
あ
月の初めの1日の時は、premierと言います。これだけ例外!
例)4月1日木曜日です。
C’est le jeudi premier avril.
セ ル メルクディ ポミエ ジュアン
曜日だけを聞く時
今日何曜日だったっけ?と思って尋ねる時ありますよね。
そんな場合はこう答えてください。
Q.「今日は何曜日ですか?」質問の文章は3パタ-ンあります。
1. On est quel jour ? ←一番よく使います。
オネケルジュー?
2. Quel jour sommes-nous ?
ケル ジュー ソン ヌ?
3. Quel jour est-ce aujourd’hui ?
ケル ジュー エ ス オゥウジュウドゥイ?
A.「水曜日です」
1. On est mercredi.←このフレーズか、
オ ネ メルクディ
2. C’est mercredi.←こちらフレーズをよく使います。
セ メルクディ
3.Nous sommes mercredi.
ヌ ソン メルクディ
よくテキストでは「Nous sommes~」と書かれていますよね。
人にも寄りますが普段会話で使うのは、やっぱり短いフレーズが多いと感じます。
そして「mercredi!」と曜日を言うだけの時も、結構多いです。
フランス語で書く各月の単語
フランス語で日付を書く時に必要な、月の単語をご紹介しますね。
時々綴りで書く場合もありますので、覚えたほうが便利です。
英語に似ているので、一緒に添えて書いてみました。
日本語 | 英語 | フランス語 | 省略形 |
---|---|---|---|
1月 | January | Janvier ジョンヴィエ | Jan |
2月 | February | Février フェヴリエ | Fév |
3月 | March | Mars マァス | Mar |
4月 | April | Avril アヴリル | Avr |
5月 | May | Mai メ | Mai |
6月 | June | Juin ジュアン | Jun |
7月 | July | Juillet ジュイエ | Jui |
8月 | August | Août ウットゥ | Aoû |
9月 | September | Septembre セプトンブル | Sep |
10月 | October | Octobre オクトォブル | Oct |
11月 | November | Novembre ノヴォンブル | Nov |
12月 | December | Décembre デソンブル | Déc |
フランス語で書く曜日は?
曜日も、単語を知っていなければちょっと不便です。
短縮した文字で書かれている時もありますので、併せて書いておきますね。
日本語 | フランス語 | 省略形 |
---|---|---|
月曜日 | lundi ランディ | L、もしくはLun |
火曜日 | mardi マルディ | M、もしくはMar |
水曜日 | mercredi メルクディ | M、もしくはMer |
木曜日 | jeudi ジュディ | J、もしくはJeu |
金曜日 | vendredi ヴォンドゥディ | V、もしくはVen |
土曜日 | samedi サムディ | S、もしくはSam |
日曜日 | dimanche ディモゥシュ | D、もしくはDim |
フランス式に結婚指輪に日付の刻印を入れる場合は?
大事な結婚指輪に、フランス式で日付の刻印を入れたい!と思われる方は多いですよね。
フランスの場合ですが実は日付の刻印だけでも、さまざまなパターンがあり、みな正式な書き方で刻んでいません。
詳しくこちらに書いたので、ご覧ください。
最後にフランス語で日付を書くまとめ
一般的な日付を書く書き方や、話す時の言い方、そして最後に指輪に刻印する時の場合と、それぞれご紹介しました。
細かいことを抜きにして、フランスでは曜日、日、月、西暦の順番に書くとだけでも、覚えて頂ければ、大概大丈夫です。
指輪の刻印も、あまり正式な書き方にとらわれず、フランス人のように限られた文字数で、2人の思いをメインに考えてくださいね。
素敵なオリジナルの結婚指輪が仕上がりますように。
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