フランス語を学んで、間もないあなた。
フランス語の効果的な勉強法を探して、この記事に興味を持ってくれたのではないでしょうか?
2006年からフランス在住で、フランス語勉強歴が在仏年数の私も相当苦労しました(というか、してます=現在進行形)。
私はもう遅いですが「勉強する前にこれ最初にすると、絶対効果あったのに!!」と確信したことがあります
- フランスが好きだからフランス語話したい
- 恋人がフランス人だから勉強している
- フランスに料理やお菓子で留学したい
- フランス旅行が好きだから現地で会話を楽しみたい!
そんなあなたに、一番お伝えしたいことがあります。
これを知っていると確実に伸びが早いです。
おそらくフランス語勉強法で、これはまだ誰も言ってない勉強法ではないでしょうか?
これさえマスターできたら、フランス語でも何語でも人生だって勝ち組!
勝ちって何?と聞かれると「人はどうあれ自分が幸せだ~!!」って実感することです。
フランス語を早くマスター出来ると嬉しい、幸せ実感しますよね?
と、いうわけで一緒に見ていきましょう。
フランス語初心者さんの必勝勉強法はこれ!
フランス語なんて楽勝!
フランス語ってめっちゃ簡単!!
フランス語なんてちょろい言語だ~!!!
と、に思うことです。これを思ってから勉強する。
根拠?そんなのありませんし、必要ありません。
ですが、私が15年近く勉強して感じたことは、この心構えが一番大事。
簡単だと思って実行(勉強)する。思ってるだけだと難しい。
「どうして簡単だと思わないと、フランス語習得が難しいの?」とお思いでしょう?
その理由は、一番最初にフランス語=難しいという前提にしてしまうと、完全に思考がブロックしてしまうからです。
例えばちょっとわからない文法や長い文章を見たら「ああ、もう読解無理!!」と諦めてしまいががち。
発音でもフランス人に話しかけて通じなかった場合。
「ああ私の発音下手くそ過ぎて、もう会話するのイヤ..」
と思って話したくなくなります。
ですが、最初の設定が「フランス語なんて簡単!」の場合。
少しぐらいわからなくても「ま、いいや!今はわからないけど、もうちょっと勉強すればわかるはずだ!」と流せます。
ですから、ちょっとでもテキスト見たりフランス人の会話聞いて「やっぱり難しい…」と思った時は、即帳消しして「いやいや、今のウソ!こんなの簡単だ」と心の中で言ってください。
今、わからなくてもいいんです。
現在の状態はどうでもいいんです。
「今はわからない、でも未来の自分なら理解出来ている。以上!」終わり。です
それだけです。
深く考えてはいけません「ま、いいや!」とスルーしてください。
「私、もう初心者じゃないんだけど…」そんなあなたも同様です。
初心者よりこの思想を保つのは、ちょっと難しいかもしれませんが同じことです。
起こることに一喜一憂しない。
禅の心境です。
このスタンスで勉強すれば、思わないよりマッハで上達します。
※あくまでも自分比ですよ、人と比べるのは無意味ですから!
では次に、その理由を詳しくお伝えします。
フランス語を勉強する時に一番肝心なのはメンタル!
15年近く勉強して思ったことは、勉強量よりまずメンタルが一番大事ということです。
しなやかな禅メンタルで勉強すると、早いです。
逆にいうとメンタルさえしっかりして、フランス語が好きであればペラペラになりますよ。
今から考えると、私がダメだったのはメンタルでした。もうメタメタ….
最初から「フランス語=難解、苦労しないと習得できない言語」という設定でした。
そのせいか、はじめからそう容易く理解出来ないと思い込み、毎回わからないことに遭遇すると「やっぱりフランス語って難しいもんな」と諦めモ-ドに入ってました。
こんな精神なので、上達するのが遅いのも当然です。
ですが、その当たり前なことに、全く気付いていませんでした。
はっきり言ってどんな良いテキスト買っても、メンタルが弱ければ効果は薄いです。
逆に何事にも動じないメンタルなら、フランス語が上手いと言えないレベルでも友達を作れますし、恋人だって出来るでしょう。
言語を習得しやすい性格も関係している
持って生まれた言語習得能力の他に、性格も関係していると私は思います。
だから自分の進歩状況をあまり気にしないことです。
やはり内気な性格より、オープンマインドの人の方が断然有利。
私の友達で、発音はカタカナフランス語ですが、私よりフランス人の友達が多いんですよ。
彼は多趣味で、愛らしい人懐っこいキャラクター。
彼と友達のフランス人の会話を聞いて失礼ながら「こんなんでいいの!?」と思ってしまいました。でも、2人ともすっごく楽しそう。
(Pさん、ゴメン!)
彼の性格はオープン、反対に私はフランス人には超内気。
学習時間とは関係なく、ここで大きな差が出ています。
人を気にしない性格だと臆せずフランス人に話しかけたり、フランス語講座でも間違いを怖がらずバンバン話すので、当然上達は早くなります。
私の通っている外国人向けのフランス語講座でも、積極的に話する人はうまくなっています。
そんな人々を見てきて、発音がどうとか文法がどうとかより、気にせず話すメンタルが最も大事!と気づいたんですよね。
ですから内気な性格の人が語学を習得するのは、相当大変なのは痛いほどわかります。
人それぞれ性格や能力は違うので、開き直って自分のペースで行って下さい。
極度のフランス人恐怖症だった私は、怖がってフランス人に会わない生活を10年以上していました。
「文法間違ったらどうしよう…」「会話が早くてついていけない…」と常にフランス人が恐ろしく、極力会わないように忍者の様に避けてたんですよね。
フランス人って顔の彫りが深いので、常に怒ったような顔の人多いんですよ。
だから恐ろしくて逃げてた、絵に描いたようなダメダメちゃんでした。
これじゃフランスに住んでいながら、ちっとも話せないわけです。
で、私は「これじゃアカン~!!私はこのままじゃ、きっと死ぬまでフランス語話せない」と思い、とあることをはじめました。
これが私にとってめちゃくちゃ効果があったことですが、それを次にご紹介します。
フランス語を使って学ぶ何かを探す
フランス語を道具として使うしかない!という状態にさせることです。
最初は「ハア?」状態でもOK!そのうち慣れます。
フランス語を勉強して思ったんですが、フランス語を学ぶことを目的にするとあんまり伸びませんでした。
あ、フランス語自体が好き!言語習得自体好き!!というあなたは、どうぞそのままでOK。
私は正直今でもあんまり興味ありません。
住んでいるのでやむを得ず勉強している状態で、住んでいなかったら縁のない言語だったでしょう。
本当に最初はやる気でませんでしたね。
ですが、フランス語を理解しないと得ることが出来ない情報の為なら、やる気が出たんですよ!
それが習いものでした。
私は中学生のころから、密かに合気道に憧れていました。
先生の演武を拝見し「超習いたい~!!!」と思ったわけですよ。
で、合気道を習うことと、恐怖のフランス人に囲まれることを天秤に掛け、合気道が勝ちました(笑)
その模様を、詳しくこちらに書きました。
もうフランス語上手く話せないとか、フランス人が怖いとか、そんなのどうでもよかったんです。
とにかく合気道のカッコよさに、しびれてしまいました。
稽古に通い始めてから「しまった…」と思ったんですけどね。
最初の一年は、何をしたか記憶にないほど緊張していましたが、効果は絶大!!
みなさん優しいし、フランス人に接する場が増えたので恐怖心もましになり、フランス語の語彙増えました。
そのほか、私の場合はそれがソルド(バーゲン)情報だったり、スーパーの会員特権情報だったり、趣味の占いですが、これらを知りたい時は猛烈にがんばれましたね。
フランス語を使って好きな事を学ぶと、グリコじゃないですが1粒で2度おいしいです。
フランスのワイン、料理、お菓子、歴史、建築なんでもOK!
たとえばフランス旅行が趣味なあなたは、フランス旅行で何が一番楽しいか?を考えるといいと思います。
ショッピングが好きなあなたなら、フランスブランドのHPをフランス語で読んでみるとか、フランスファッションの歴史を学ぶとかです。
料理がお好きなら、レシピをフランス語で読んだりYoutubeで見たりとか。
その先を考えて、フランス語を学んだ方が断然楽しい!
すると「フランス語=楽しいこと」と脳が錯覚して、難しいとか、複雑とか思わなくなるんですよね。
フランスのワインがお好きでしたら、フランス語でワインの文献をネットで探したり、値段比較も面白いですよ。
あ!わからない部分はスっとばしてOK!
人って結局、好きなじゃないと続かないんですよ。
私の場合は合気道以外に、ソルド(バーゲン)情報だったり、スーパーの会員特権情報だったり、趣味の占いですが、これらを知りたい時は猛烈にがんばれます!
ですが反対に、市販のよくあるフランス語の問題集は苦手で、問題を解くことは全然出来ません。
10年前以上前に買った問題集もいまだに新品のようです。
それぐらいやる気ゼロですが、好きな事なら何時間も辞書を引きながらでも読解出来てしまうんですよね。
次は恋人がフランス人だから勉強始めたの!というあなたへ。
私からの、ささやかなアドバイスをしたいと思います。
恋人の為じゃなく自分の為にフランス語を勉強しよう
恋人の為にじゃなく、自分のためにフランス語を勉強してください。
最初に謝っておきます、全くロマンティックじゃなくてごめんなさい。
「あなたの為に勉強するの」と相手に思わせておくのは、とても効果のある良い方法です。
ですが、心の中では「私は自分の為にフランス語をモノにする、自分の武器を増すんだ!」という気持ちで勉強してください。
その理由は2つあります。
1.別れた時「私は一体なんの為に勉強したんだろう…」という虚しさ防止。
2.ポジションは常に自分が上でいるため=恋人を一番にしない。
それぞれを詳しく解説しますね。
フランス人の恋人と別れた時
「こんなに苦労したのに、なんであんなヤツの為に…悔しい!!」
と、思うか思わないかわかりませんが、こんな気持ちになりたくないじゃないですか?
その為にも自分の為に勉強しているスタンスでいると、恩着せがましいことを思わなくなり、こんなに良いことがあります。
1.別のフランス語圏人と恋に落ちた時に、今まで学んだフランス語が使える
2.資格を取れる=自分に箔が付き、自分自身の自信に繋がる
3.フランス語を使って仕事が出来る
ね、いいでしょう?
付き合ったばっかりの時に、こんなこと考えるの幻滅かもしれませんが、転ばぬ先の杖です。
いや転んだっていいんです!でも、ただでは起きぬ精神で行きましょう。
ポジションは常に自分が上にいる
恋愛関係はポジション取りが重要です。
常に自分が上でいる状態が勝ち=余裕がある方が強いのです。
だから相手をすっごく好きでも、頭は冷静にいましょう(言うのは簡単ですが)。
恋人のために勉強していると思う時点で、恋人が中心になって自分は振り回されている状態ですよね?
この時点でポジションは下になってしまっているので、恋愛では不利です。
人は価値のある人を、自分のモノにしたいと思う生き物。
誰だって魅力的に思えない人(=価値なさそう)と、付き合おうとは思いませんよね?
だから自分の為にフランス語を勉強し、そのフランス語を使って好きなことをしてください。
そうやって相手どうこう関係なく、自分の楽しみ見つけてウキウキする。
すると、恋人以外でも良さげな人々が寄ってくる可能性も大(笑)
やがて恋人が一番の状態じゃなくなり、恋人に執着しなくなります。
すると反対に恋人が心配になって寄ってきます。それ以外の人も=モテモテ。
超良くないですか?
価値の高い恋人は自慢ですし、おまけに自分の国の言葉を勉強してくれていると思われると、相手も喜ぶ。
だから手放さない。
さらに、もっといい人が現れるかも!?
と、いいことづくしです。
だから恋人の為に勉強するんじゃなくて、自分自身のために勉強してください。
もう中古本しかありませんが、これ結構便利でしたよ。しかも面白い!
あ、でも恋人には「あなたのために💛」と思わせて、気分よくさせておいていいですよ。
では、次に「フランス語は簡単」と思ってからの具体的な勉強法をご紹介しますね。
まずは一種類の文法のテキストをひたすらする
フランス語は簡単♪というお気楽マインドでいて、一冊のテキストを徹底的にすることです。
何冊もいりませんよ、一冊でいいです。
それを何回も繰り返しこなすことです。
これは実際に、フランス語の先生に教えてもらった秘訣です。
一冊の文法の本だけでは、よくわからない場合はググるか、もしくは文法の参考書を1冊買ってもいいでしょう。
私は本屋さんに行って、当時一番薄い文法本を選んでこれ買いました。
今はCD付きだし、説明が面白いのでオススメ!
動詞の本も買いました。
単語自体はは少ないですが、活用の変化の感覚がつかみやすいです。 ま、一回本屋さんで立ち読みなさってみて下さい。
今はほとんどググったら出てくると思いますが、やはり紙の本は便利なので1冊有ってもいいですよ。
コレクションシリーズは、オススメ! 初心者さんの文法には、これが良いと思います。
とにかく今、目の前のフランス人と意思の疎通を図りたい!!というあなたにはコレ。
旅行用とあなどるなかれ、私は移住後これで乗り切りました。ありがとう指さしさん!
これらを熟読しつつ、趣味をフランス語で楽しみ細く長くぼちぼちやっていきましょう!
あとは、お好きな勉強法で。
以上。
え~?それで終わりですか!?
と、いうあなたの為に、私が今まで行ったフランス語勉強法と試したことの中から、わかったことをお伝えします。
とにかくやった!結果、実行してわかったこと
結論から言うと「これがフランス語ペラペラへの最短距離!」という勉強法は人それぞれです。
ですから色々自分でやってみて、自分に一番適した勉強法を探すしかありません。
私が15年ちかくフランス語を勉強して気づいたことは、これでした。
今まで沢山の方々に「どうやったら話せるようになりますか?」「どうやってフランス語勉強したらいいですか?」と聞かれましたが、本当に一概には言えないんですよね。
まずは、良さそうな方法を片っ端からやってみて、自分に合いそうな勉強法や効果のあった方法を、厳選して続けることです。
- フランス語日記をノートに書く
- 問題集を買って毎日勉強する
- フランス語の会話CDを毎日聞き、書き取りする
- SNSでフランス語で呟く
- ペンフレンドを見つける(今はチャットでしょうか?)
- フランス語講座に参加する
- フランス好きのグループに入る
- フランス人の先生を見つけて習う
- 仏検もしくはDELFを受験する
以上、私は5以外全てしました。で、合わなかったものは全て止めました。
かれこれ試して、この結論に辿り着きました。
私は視覚優勢タイプなので、会話と文法を分けて考えたんですよ。
会話の練習の時は文法のことは考えず、よく使うフレーズ丸ごと覚えました。
で、文法は市販の参考書を読んだりググって、ノートに何回も書いて、目で文字を見て覚えています。
私はノートに手書きするという、クラッシックな方法が自分に一番合ってました。
最終的にはこの会話も文法も1つに繋がっていくんですが、私にはこの方法がよかったです。
今はこの方法ですが、まだ変わる可能性もアリです。
反対に聴覚優先の友達は、ひたすら音声を聞いて覚えたというケースもありますよ。
私も試してみましたが右から左で抜け全くダメでしたが、人それぞれ習得しやすい方法が異なるので、結局自分で探すしかないんですよね~。
でも幸い、今はネットさえ繋がる環境であれば、無料で良い教材も情報もたくさんあるので、試しやすいですよね。
と、こんな感じでフランス語初心者さんも禅マインド前提で、自分に適した勉強法を探してみてください。
忘れないでくださいネ、フランス語は簡単!ですから。
Bon courage!
最後にフランス語初心者さんの勉強法について
色々書きましたが、結局私が言いたかったことは「フランス語なんて大したことないと思う」それが一番大事な秘訣です。
「そんなこと言われても、もうすぐ留学するのにピンチなのよ!!」とおっしゃるあなた。
とりあえず、おちゃっぴいな清岡先生の「フラ語入門」を丸暗記出来るぐらいしましょう。
あと、本屋さんに行って即使えそうで、良さげなフランス語会話集CDを買って、ヘビーローテーションしつつ音読してください。
それ以外の趣味で勉強するあなたは、お気楽に。
フランス移住するあなたは、自力で出来るところまでやって、ダメな所はどなたかに頼りましょう。
だってしょうがないじゃないですか、ダメなものは時に頼ったっていいんですよ。
世話焼きな人は、どこにでもいるものです。
私も親切なフランス人の方々に支えられて、ここまで生きてきたようなもの。
で、少しづつ楽しみながら経験を積んで、あなたの人生にフランス語が彩を添える1つの要素となれば嬉しいです。
ボケ防止のためにも、共にがんばりましょう!!
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