小さな白い鐘形の花、可愛いすずらん。私の好きな花の一種ですが花言葉が怖い!と、花言葉を調べた時に出てきたのでびっくりしてしまいました!?
「なぜ?だってフランスには『すずらんを贈る日』まであるのに!?」と思い、好奇心からその真実を調べてみました。
- あんなに可愛い花なのに、すずらんの花言葉はなぜ怖い?
- 花言葉の怖い理由を調べてみたら!?
- 幸運を願う「すずらんを贈る日」があるフランスでのイメージは?
- 怖いどころか、さらに幸運をもたらす言い伝えもあった!?
このような内容でまとめてみました。実際にフランスに住んでいる私が、フランス人のすずらんに抱いている印象なども併せてシェアしますね。
この記事で、素朴な疑問とすずらんに対する恐怖を、無くしてくださると嬉しいです!
では、これから一緒に見ていきましょう。
すずらんの花言葉は本当に怖いの?
結論から言うと怖くありません。
すずらんの花言葉が怖いと感じる理由は2つ。
①すずらんには毒性かあるから
可愛い容姿とは裏腹に毒性を持つ所が実は怖いと、恐れられている部分でしょう。
たしかに、裏切られた感が無きにしもあらずですが、すずらんだって自ら毒性を持ってやる✊と思った訳でもないので、気の毒に感じます😓。
フランスのガーデニングサイトでも、その毒性に注意をを促す一文があったので、私が訳したものをシェアしますね。
毒に注意!
植物全体的に非常に有毒で、死に至ることもあります。幸運を呼ぶスズランが不吉なお守りにならないように、動物、特に猫や子供が監視なしに手の届かない場所に植えてください。
しかし、医学や漢方では、スズランは心臓病や利尿目的などに役立ちます。
たしかに、死に至ることもあるほど強い毒性がと言われると、怖いと恐れる気持ちもわからなくはありません。ですが…
ん🙄?毒性=怖いって、連想ゲームみたいな感じ?結論からするとそうです。
②すずらんの花言葉が怖いと思い込んでいるから
お花自体には特に何の意味も持ちません。 ただの花です!
さらにドイツスズランは薬草としての効果もあるんですよ。それを考えると、プラスマイナスゼロだと感じてしまいました。
それにより個人的には、思い込みで考えることなく、鵜呑みにしてしまう怖さ(洗脳)を感じました。
参考サイト:jardiner-malin.fr
では次に、フランスのすずらんの意味をご紹介しますね。
日本以外の国のすずらんの花言葉やシンボルを知ると、さらに納得出来るかもしれません。
フランスのすずらんの花言葉は?
フランス語ではすずらんを「muguet ミュゲ」といい、花言葉は至って良い印象のものばかりですよ👇。
- bonheur retrouvé「幸せな再会」
- joie「喜び」
- réconciliation「継続」
etc…
すずらんの可愛らしさ、そのままの形を表現した様な意味で、やっぱり怖くありませんでした。
フランスのお花屋さんのサイトでは、素敵なすずらんの解釈があったので、私が訳したものをシェアしますね。
『幸せの再来』
スズランの開花は春の訪れを祝うものでもあり、天候が回復し始めると同時に、その開花が調和します。このことよりすずらんは、ロマンチックな心の持ち主にとって、どこか「幸せの再来」の代名詞のような存在です。
復活祭も春にあることですし、やはり古来より春のイメージは「復活」なんですよね。実はローマ時代からも、このような意味がありました。
『再生のシンボルであるスズラン』
再生のシンボルであるスズランは、ローマ時代にはすでに、花の女神フローラにちなんだ「フローラレス」を祝って、愛する人と分かち合っていたそうです。ある神話では、9人のミューズが足を痛めないようにと、アポロン自らがスズランを作り、地面を覆ったとも言われている。
イケメンだけど超ナルシストアポロンも、なかなか粋な計らいをしていましたね。
この本で私は神多すぎで複雑なギリシャ神話をマスターしました。ツッコミ所満載なキャラクターがいい味出していているので、覚えやすかったですよ。おススメです。
ともかく、怖いイメージは全くありません!!
次は、怖いどころか幸運アップの言い伝えまであったのでお伝えします。
フランスでのすずらんのシンボルと、さらに幸運アップの言い伝え
花言葉と似ていますが、すずらんのシンボルはこんな感じです。
- 「la pureté absolue」絶対的な純粋さ
- 「 la joie」喜び
- 「la vie」生命
- 「la fragilité」儚さ
- 「l’honnêteté 」誠実
- 「la discrétion」控えめ
と、色々ありますが、フランスでは何よりも幸福の象徴です。
そして5月1日にすずらんの花を贈る風習「La fête du muguet すずらん祭り」があります。その意味は大切な人の幸せを祈ることなんですよね。そして、その小枝に13個の鈴(花)が入っていれば、更に倍率ドン!ほかの小枝よりもっと幸運が訪れるという言い伝えがあります。
永遠の幸福が約束されるという意味もありましたが、とにかく13個の花の付いたスズランを貰うと超ラッキー💝ということです。
なぜ13個なのかという理由は、特にありませんでした。そんなオチって!と私も思いましたが、釈然としないものがあります。ですが、深く考えないでください。
すずらんを贈る風習の物語はこちら↓
1560 年、国王シャルル 9 世は母親と共にドローム県を訪れました。サン=ポール=トロワ=シャトーにある騎士ルイ・ド・ジラール・ド・メゾンフォルテの庭を散歩している間、その騎士はスズランの小枝を摘み取り、それを王に捧げました。その行為に感激した国王シャルル 9 世は「僕もそうする!」と宮廷の女性たちにスズランの小枝を差し出し、さらに「毎年スズランを贈りましょう」といって、この習慣が生まれたのでした。
さらに余談ですが、フランス革命以降、5月1日には転売目的ではなく、自分の庭や摘み取ったものであれば、誰でもスズランを路上で売ってよいと公認されています👍
5月1日はメーデ―で休日だからでしょうか、皆ヒマなのか、結構道端ですずらんを売っているのを見掛けますよ!
他の花言葉一覧はこちら👇日本語の花の名前で、あいうえお順に表にしています。
引用サイト:weblio.jp
最後にすずらんの花言葉が怖い?についてのまとめ
すずらんの花言葉は怖い理由はすずらんに毒性があるから怖いからでした。
ただそれだけという、極めて単純な理由です。確かに動物や小さい子供には危険な植物ですが、手の届かない所で鑑賞すると、全く問題はありません👍
フランスでは、5月1日にすずらんを贈る風習「La fête du muguet すずらん祭り」もあり、本当に怖いなら、こんな習慣も生まれないと思うんですよね。だから気にしなくて良いでしょう。
フランス風に、お友達や大切な人にすずらんのお花を贈って、楽しんでみてくださいね!
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