フランスにいらしたあなたにも、是非スーパー探索を楽しんで頂きたいと思っています。
ですが日本と少し勝手が違う所があります。
そこで、毎週通う私がフランスのスーパーの買い方のアドバイスと、注意点をお伝えしたいと思っています。
大して難しくはありませんが、行く前に知っておけば慌てないポイント、そして必ず聞かれるフランス語も合わせてご紹介します。
目次
フランスのス-パ-の買い方は日本と違うの?
ざっくり言いますと、フランスのスーパーでも、日本とほぼ同じシステムです。
店内にある品物を選んで、それをレジに持って行って支払うというパターン。
しかしながら、少し違うところもあるんですよ。
でも、事前に知っていると大丈夫です。
ここがちがう、その1
・買い物かごがない
日本のスーパーの入り口には必ずある、あの買い物かごがないんですよ。
じゃあ選んだ商品はどうするか?というと、直接商品をカ-ト入れる、もしくは持参したエコバックに入れます。
私はそれを知らずに、フランスに来たばかりの時、自分の袋に商品を入れている人を見て「万引きしてる!!」と思いました。
いえいえ、そうではありません。
万引きか、そうでないかの違いは、出る時に支払を済ませたか否かです。
ですので、どんな袋に入れていても店内なら咎められることはありません。
日本で日ごろお使いになっている、小さなエコバッグで十分です。
私もあまり買わない時は、いつもポシェットに入れている、こんな小っちゃいの使ってます。
フランス人はどんな袋に入れているかというと、昔ながらの籐のかご、スーパーのエコバックにキャリーと様々。
ちなみに私はこれ使ってます。
Carrefour marketの前身、Champion時代のエコバックでもう7,8年の年季物。
特に少ししか買わない場合は、カートは大き過ぎるので、店内にある小さなカート、もしくは持参したエコバックに入れた方が便利ですよ。
ここがちがう、その2
・買い物した品物をカバンに入れる荷台がない。
日本にある買い物かごがないので、荷台もありません。
ですので、レジにて即座に買った物を入れます!
ここがちがう、その3
・買い物袋はもらえない。
もし、忘れても、エコバックは売ってるので買えます。
昔はくれたス-パ-もありましたが、現在は全てなくなりました。
大きくちがうのは、この3点です。
では、いざス-パ-にやって来た時点から、知っておくと便利なポイントを詳しくお伝えしますね。
スーパーのカートの使い方
もし、沢山買う場合でしたら大きなカートを使ってください。
かなりごっついですが、重い飲み物を幾つか買う場合などでしたら、使った方が便利です。
この大きなカート(フランス語でchariot シャリオ)を使うには、小銭が必要です。
下の写真にありますように、1ユ-ロ、2ユ-ロもしくは50サンチ-ムのいずれかの大きさの小銭を、投入口に入れて下さい。
グっと小銭を差し込みます、グっと力強く入れてくださいね!
力強く入れないと、離れません。
すると前のカ-トと繋がっている鎖の部分が外れて、カ-トを使えるようになります。
返却する時は、前のカ-トの鎖の部分を、使ったカ-トの差し込み口に入れて、小銭を抜き取って下さいね。
実は、もっと小さいのが店内の入り口にあります。
買い物の量に合わせて選んで下さいね。
下の動画の男の子が持っているタイプです。
ちなみに、店内の入り口にある小さいカ-トは、レジにて使用ストップ。
レジの荷台に商品を置いたら、レジ前にカ-トを置いて下さい。
(適当に置いておいてください。後で係の人が回収に来てくれますので)
レジを通した後には、小さなカ-トを使う事が出来ません。
ですが、大きいカ-トは駐車場まで使う事が可能なので、車まで荷物を運ぶことが出来ますよ。
果物や野菜は量りにて、値段のシ-ルを貼りましょう
量り売りの果物や野菜が多く占めています。
様子がとてもよくわかるス-パ-の野菜売り場の動画を見つけました。
大体どこもこんな感じで陳列され、売られています。
量りは、欲しい量だけ選ぶことが出来るのが、便利なところ。
欲しい分だけ野菜や果物をビニール袋に入れてから、値段シ-ルを貼りに量りに行きます。
スーパーにより若干機械が違いますが、私の行きつけのカルフールマーケットでは、このタイプ。
写真付きなので、フランス語が分からなくても判断出来ると思います。
もし、わからなかった場合は、他のお客さんが使っている様子を横からチラっとみてみて下さいね。
まずは、画面にある3つの項目を選びます。
・FRUITS 果物
・LEGUMES 野菜
・EXOTIQUES エキゾチック=外国産
のどれかを選びます。
すると、その項目の商品が写真付きで一覧出て来ます。
その中から選んで、該当する商品の写真を直接押すと、下の方から値段が印刷されたシ-ルが出て来ます。
ちょっと動作が早いですが、こんな感じで行います。
機械の横もしくは下から四角い“étiquette”エチケット(シ-ル)が出てきます。
この値段が印刷されて出てきたétiquetteをビニール袋に貼ります。
私の行きつけのカルフールマーケットでは、こんな感じです。
この様にビニール袋に適当に貼ります。
パック売りや、キュウリのように1本売り(Pièce)のものは、シ-ルを貼らなくても構いません。
※1個売りのものは、野菜名と値段の札に「1/Pièce」と書かれていますのでご注意を!
値段シ-ルを貼るの忘れた場合
レジにて、「しまった!シ-ル貼るの忘れた!!」という場合。
レジのマダムに、こう告げましょう。
・J’ai oublié de mettre une étiquette de prix! 「値段シ-ル貼るの忘れました!」
ジェ オブリエ ドゥ ウンヌ エチケット ドゥ プリ!
長ければ、袋を指差して
・J’ai oublié l’étiquette. 「値段シ-ル忘れました」
ジェ オブリエ レチケット.
値段シ-ルは”étiquette de prix” エチケット ドゥ プリ。
すると、大概「Allez-y アレジ!」と言われます。
訳すると、”(シ-ル貼りに)行って下さい!”という意味ですので、即座に野菜売り場へシ-ルを貼りに行ってください。
心配しないで下さい、私もしょっちゅうやらかします。
あ、行く時は急いで走らなくてもいいいいですよ、レジで待たせてもフランス人は慣れてますので。
※スーパーによっては、この機械がなくレジにて会計する時に同時に計ってくれる所や、量りの前に店員さんが居て、品物を渡すと、計ってシ-ルをくれるお店もあります。
レジにて袋に詰めます
買いたい商品を選び終えると、次はレジにてお勘定をします。
ここは日本とかなり勝手が違いますので、フランス流のレジでの振舞い方を詳しくお伝えいたします。
ベルトコンベヤー式のレジ台に商品を置く
買い物カゴがありませんので、客が自ら商品をレジの台に乗せます。
水1.5Lの6本入りの1パックなどの重い物は、乗せなくても構いません。
先ほどの同じ動画ですが、この4分13秒のところまで早送りしてみて下さい。
男の子が、レジの台に商品を置いているところが見れます。
選んだ商品を全て置けば、次のお客さんの為に、仕切りを自分の商品の置いた後ろに置いておくと親切です。
仕切りは、自分の商品と他の人の商品を区別するための目印です。
まずはレジのマダムに挨拶する
自分の番が来たら、必ず「Bonjour!」と挨拶しましょう。
日本ではレジの店員さんが「いらっしゃいませ、こんにちは!」と仰ってくれるにも関わらず、無言の方も多いですよね、特にコンビニなどでは。
今では私にはそれが衝撃で、挨拶ぐらいしましょうよ…と思ってしまうほど自分が変わりました。
こちらでは、必ず挨拶することが礼儀で、とても重要です。
仮にレジのマダムが愛想なくてもです!!
エコバックを用意し、商品を速攻入れましょう
挨拶が済めば、レジのマダムは商品のバ-コ-ドを通し、次々に品物を荷台に流していきます。
流れて来た順に、エコバックに入れましょう。
そう、日本の様に買い物かごがないので、詰め替える荷台もありません!!
ですから、レジにて即、エコバックに詰めなければなりません。
たくさん買う場合は、ここで慌ててしまいがちです。
私も最初は流れてくる商品の波に飲まれてアタフタし、余計時間が掛かってしまいました。
ですが、ここは日本ではありません。
慌てなくても大丈夫、優雅に商品を袋に入れましょう。
後ろのお客さんを待たせてはと、必要以上に気を遣わなくても大丈夫です。
特にお年を召したマダムは、急きも慌てもせず、のんびりと袋に入れていらしゃいます。
レジのマダムも人によっては、恐ろしく長~行列が出来ようとも、とても優雅にのんびり対応しています。
早くせんかい!!と、イラッとしますけど、耐えましょう。
あ!エコバック忘れちゃった!という時は
もし、手に持てるほどの量であれば、手で持って帰りましょう。
手ではちょっと無理…という量であれば、これは裏技なんですが、野菜売り場のビニール袋を数枚拝借して、その袋に入れて持って帰りましょう。
時々、フランス人でもこの様にして入れる方を見かけます。
次の写真のような、ペラペラのビニ-ル袋です。
破れやすいので、そおっと入れてくださいね。
そんな小さな袋じゃとてもじゃないけど無理!という場合は、諦めてレジで袋を買いましょう。
どのス-パ-でも、大抵レジの下やレジ付近にて売られています。
頑丈なタイプだと1枚1ユ-ロほどで、薄いタイプだともっと安いです。
私のエコバックタイプが1ユ-ロほど、軽くて結構丈夫ですよ。
ですが、毎度忘れてはお金が勿体ないので、忘れずに持参なさってくださいね!
必ず聞かれるフランス語の問いは?
全てバ-コ-ドが通し終わり、商品を袋に詰め終わると、レジのマダムがこの様に問いかけてきます。
・Vous avez la carte fidélité ? 「ポイントカードお持ちですか?」
ヴザヴェ ラ カ-トゥ フィデリテ?
持ってなければ「Non ノン」でOKです。
支払い方法
現金、クレジットカード、小切手が可能です。
電子マネ-は、私の地方のス-パ-ではまだ利用不可能です。
小さい商店などでは、100€札などの大きい紙幣は避けた方が良いですが(20€札ぐらいならOK)、大型ス-パ-なら大丈夫です。
クレジットカードで支払う場合は、次の様に言ってください。
・Par carte 「カードで」
パ カ-トゥ
これでOKです。
・Je paie par carte. 「カードで支払います」
ジュ ペ パ カ-トゥ
と言ってもいいですが、長いのでPar carteだけでOKです。
クレジットカードでの支払い方
多少順番が前後するかもしれませんが、以下のような文章が表示されます。
1.Insérer votre carte bancaire
「クレジットカードを差し込こんでください 」
手持ちのクレジットカード(VISA,MASTER etc..)を機械に入れて下さい。
2.Patientez S.V.P
「しばらくお待ちください」
処理中ですので、待ちましょう 。
3.Saisissez votre code?
「暗唱番号を入力して下さい」
4桁の暗証番号を押し、緑の確定ボタン(V)を押す。
※間違えたら黄色の訂正ボタン(C)を押してください。
赤いボタン(A)は、取り扱いを止めるボタンです。
4.Code bon
「正しい暗証番号を確認しました」
※暗証番号が間違っていれば“Code Faux”とでますので、もう一度暗証番号を入れて下さい。
5.Retirez Votre Carte
「カードを取り出して下さい」
クレジットカードを機械から抜き取りましょう。
これで終了です!
※レジ係員にはチップ必要ありません。
フランスのス-パ-の営業時間
パリでは最近日曜日の午前中も営業しているお店もあります。
しかし、地方などであれば基本的には月~土曜日。
営業時間は、私の行きつけのス-パ-では、朝8時半~20時です。
大体似た様な時間帯ですが日本と違い、閉店間際は避けた方がベター。
その理由はというと、早く帰りたい店員さんがイライラしているからです^^;。
最後に楊夫人から、あなたへ
フランスのス-パ-を利用する時の注意点は、3つです。
カ-トを利用するか、持参したエコバックに商品を入れる。
次に、果物や野菜を買う場合なら、値段シ-ルを貼る事、
そして、レジにてマダムに挨拶をし、速攻でエコバックに入れる。
この3点さえ知っていれば、恐れることはありません。
ス-パ-を上手に利用して、快適な旅行を楽しんでくださいネ
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