衣替えしない国だった、フランス
フランスでは衣替えという風物詩が一般的ではありません。
風土から、その様になったのかもしれないので、恐らくヨ-ロッパではしないと思います。
私の住んでいる北東部フランスは、ある日突然夏来たり、冬になることがあります。
そう、一気に気温が変化するのです!ですから、よく服選びに失敗しています。
特に春先など、朝は気温3度でお昼頃には20度と、一日でもかなりの温度差が生じるので、午後に着替える日もあります。
このように温度差が激しいせいか、手持ちの服がすぐに全て引っ張り出せるように、整理しているのではないか?と感じました。
収納の少ない住まいの方は、多少嵩張るコ-トなど、入れ替えするかもしれませんが、今まで、フランスで「衣替えした!」と聞たことがありません。
実際、収納はどうしてる?
収納方法は色々ありますが、比較的新しい家で多いのは、各寝室の一つ壁一面に、整理棚(Mur de rangement)を設置して、そこに服やら身の回りの物を整理する方法です。
※季節モノの嵩張るスキ-ウェアなどは、納戸に仕舞う場合もあります。
以下の2枚の写真は日曜大工店の広告の画像からですが、器用な人は棚を自分で製作し、苦手な人は、得意な人にお金を支払って頼むか、プロに作ってもらっていました。
この下の写真は屋根下の寝室と見受けられますが、壁一面収納にしていますよね。
引っ込んだ空間に収納棚を設置する場合と、外付けの2パタ-ンがあります。
この下の写真は両方とも外付けタイプの様ですが、天井まで隙間なしで全面収納にしているので、とても便利ですよ。
我が家の寝室も、このタイプに似た様な感じです。
次の写真も、そうですが天井の一部が斜めになっている部屋は、既製品の家具を買うよりも、部屋にあった家具を作って備え付ける方が、無駄なく収納出来るので、このタイプが多いです。
日本の場合は、天井が真っすぐの家が大半だと思うのですが、その場合ならもっと備え付けるのに簡単だと想像出来ます。
これから、もし新築もしくはリノベーションをお考えになっているあなたには、是非このこの備え付けタイプの収納をお勧めします!
押し入れも便利ですが、奥行きがあると、奥の物が取り出しにくいので、整理するのに面倒です。
出来ればこの際、お洒落なショップの様に壁に棚を設置する、備え付け収納になさってはいかがですか?
壁一面の見えない収納は大分スッキリしますよ。
家具より空間に無駄が出ないので、本当にお勧めです。
衣替えを止めて、一石二鳥だった!
実はフランスに住んでいながら、私は去年まで、名残で毎年2回衣替えをしていました。
ですが、昨年の夏に納戸の大掃除をし、思い切って着なくなった服を全て寄付しに行きました。
そうすると、手持ちの服が、全て収納棚に入る様になり、結果衣替えをしなくてよくなったのです!
全ての服が同じ部屋で全て把握できると、とても楽で、自分の持ち物が把握しやすくなりました。
下の写真は私の収納棚の画像ですが、この様に服を畳んで、収納しています。
見苦しくない様に、ショップ風に種類別にきっちり積み上げています。
ジャケットやスカ-ト&ワンピ-スは同じ収納スぺ-スの吊るす部分にハンガーで吊るしています。
写真下はIKEA.frのカタログからお借りしましたが、こんな感じです。
スカ-トは、あまり履く機会ないので、少ないです。
このように一目で見れるように設置すると、「この服、かれこれ数年着てないなあ~」とか、「同じような服持っていた!」と、いうことも気が付き易くなりました。
そして、もう収納棚に入れる所がないので、服を見に行くの止めよう…と思えるようになりました。
1シ-ズンに、そう何枚も服は要らないという事に、やっと気づきました。
さらに、オ—ルシ-ズンの服が揃っているので、いつ気温が上下してもOK!
急な温度差でも、即対応可!ストレスなくなりました。
季節の小物は?
アクセサリー
季節感のあるアクセサリーも、同じ所にまとめて置くようにして、入れ替えはしていません。
洗面所の棚に、透明の小さい引き出しBOXを購入して置き、そこにまとめて入れています。
そうすると、化粧した後に、すぐに取り出すことが出来るので、時間短縮になりました。
バッグ
年がら年中、同じもの数種類使っているので、これも入れ替えしていません。
防犯の為に、肩から掛けるファスナー付のポシェットか、老いも若きも持ってる、ナイロン製のLongchamp pliage、もしくはファスナー付の皮の黒いバックを使っています。
ロンシャンのプリア-ジュは季節関係なく使え、平たくなるので嵩張らないし、軽いのでお気に入りです。
ただ、くつだけは、衣替えしています。
ブ-ツが嵩張るので…。
ですが、いつかは大きなお家で、イメルダの様にズラ-っと壁一面に並べたいものです。
スカ-フ&マフラ-
玄関にまとめて置いています。
玄関に引き出しを置いて、その引き出しに全て入れています。
そうすると、出かける前にサっと取り出して、すぐに外出出来るので、気温に合わせてコットンやウ-ルなど素材を選んでいますが、これは便利でした。
寒いので防寒も兼ねて、私もフランス人のように、首にスカ-フをグルグル巻きにしています!
まとめ
温度差が激しいフランス。
衣替えはしていたものの、毎年気温の変化する時期が違うので、タイミングに悩み、正直面倒でした。
その寒暖の差の激しさより、フランスは衣替えをしないという事が理解出来ました。
そしてその実体験より、衣替えをするより、手持ちの服を少なくして、一か所にまとめて置けるようにすると、より快適で、便利だということを発見!
是非あなたも、※フランス人のように10枚しか服を持たないで、とは言いませんが 、毎年少しずつ量を減らして、衣替えをしない生活に変化なさってはいかがでしょうか?
※実際はもっと持ってますよ!ソルドの時はすごい人ですし!!
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