フランス語の数字「2」とはどういうか、ご存じでしょうか?
クラッシックバレエをご存じの方なら「アン、ドゥ、トワ!」は、どこかで聞いたことがあるかもしれません。
ですが、本当の発音とは?綴りはサッパリわからない!
そんなあなたの為に、フランス語の数字の「2」について詳しくお伝えします。
- フランス語で「2」ってどう言うの?
- フランス語の数字の「2」の綴りは?
- 「ふたつ下さい!」ってなんと言えばいいの?
- フランス語で2番とはどう書くの?
- 「1片ちょうだい!」と、おねだりする時どう言うの?
このような疑問にお答えします。
フランス旅行の時に数字の「1」同様「2」も比較的よく使う数字なのではないでしょうか。
この記事で、2人でフランス旅行に行く時に使うフレーズなど、ご紹介しますね!
では、これから一緒に見ていきましょう。
フランス語の「2」はどう書くの?
フランス語の数字の「2」は「deux」と書きます。
「deux」の読み方はカタカナで書くと「ドゥ」に近いので、比較的発音しやすいでしょう。
この下の動画で、正確なフランス語の発音をお聞きくださいね!
「deux」の発音解説は、約2分37秒当たり方です。
「deux ドゥ」を使った数の言い方は、この動画をご覧くださいネ。
子供用の動画なので、カワイイですよ!
「très bien!トレビヤン!=イイネ!」と言われると、嬉しくなります(笑)
数字の「deux ドゥ」を使った表現は、実は色々あるんですよね。
「2つ」という意味だけではありません!
フランス語の数字「2」は別の意味もあります
フランス語の数字の「2」は文字通り「2つ」の他に、色々な表現とし使われているんですよ。
私が日常生活でよく聞く「deux ドゥ」の表現をご紹介しますね。
- les deux
レ ドゥ
「両方とも」
- tous les deux
トゥレドゥ
「二人とも」
- à deux
ア ドゥ
「二人で」
- par deux
パー ドゥ
「二人つづ」「2つづつ」
「2」だけに、ペアという2つセットのような意味が多いですよ。
フランス語で「2つ下さい!」と言う時は?
一番簡単な「それ、2つください!」の言い方をお伝えします。
まずは欲しい物を指さします。
※余力があれば欲しいものを指さし「ça サ」(それ、とか、これという意味)と言ってください。
そして「Deux s’il vous plaît ! ドゥ シル ヴ プレ!」と言います。
もし「desx ドゥ」という言葉を忘れた場合、「ça サ=これ、あれ」と欲しい物を指さし、
「ça et ça s’il vous plaît ! サ エ サ シル ヴ プレ!」
意味は「これとこれ下さい」ですが、このように言ってくださいね。
さらに「ça サ」という言葉も忘れてしまった場合 (よくあることです)!!
欲しい物を指さして「S’il vous plaît ! シル ヴ プレ!」と言ってください!
個数関係なく、要するに「s’il vous plaît.シル ヴプレ」さえ覚えていれば、OKです(笑)。
フランス語で「両方下さい!」と言う時は?
選び切れず「両方買っとこ!」と思った時の「両方下さい!」をフランス語では、こう言います。
「Les deux s’il vous plaît ! レ ドゥ シル ヴ プレ!」
数字の「deux ドゥ」の前に定冠詞の「 les レ」を付けるだけです!
と、ややこしい文法の事は考えずに「les deuxレ ドゥ=両方とも」と丸覚えで構いません。
https://monpetitcahier.com/archives/8443.html/
これに数字を覚えておけば、全くフランス語を知らないで行くより断然楽しめます!
では、それ以外に生活で使うフランスの数字「2」にまつわる単語をお伝えしますね!
フランス語の2にまつわる単語
フランスの数字「2」にまつわる単語をご紹介しますね。
フランス語の数字「2」を表す表現は「deux」以外にもありますよ。
フランス語で「2番」とは?
フランス語で「2番」は「deuxième ドゥジエム」
たとえば、電車の2等車は「deuxième classeドゥジエム クラス」。
他には、「二度目」「二回目」と言う時「deuxième foisドゥジエム フォワ」
「2位」の時も「deuxième ドゥジエム 」「le (la) deuxième ル(ラ)ドゥジエム」
と、表現します。
例) 僕はコンクールで2位だったよ!と言う時
Je suis sortie deuxième au concours!
ジュ スイ ソーティ ドゥジエム オ コンクー!
セレクトショップの名前でもある「DEUXIEME CLASSE」
余談ですが、セレクトショップ「DEUXIEME CLASSE(ドゥーズィエム クラス)」も「deuxième」が使われていますよね。
フランス語を勉強していなかった日本住まいの時は、このショップ名になんの疑問も持っていませんでした。
ですが、フランスに住んでから、なぜ「Premier classe プロミエ クラス=一等クラス」ではなく、あえて「DEUXIEME CLASSE ドゥーズィエム クラス」に命名したのか気になったんですよね!
で、調べてみました。
ネーミングはフランス語で「二等車、二番目」の意味であり、そこには「ファッションの基本・根底といえるトラッドをベースに、肩肘はらず少しだけ着くずす、そんなオシャレやライフスタイルを愉しもう」といった想いが込められているとのこと。
「トラッドをベースに肩の力を抜いてファッションを楽しむ」
MODERN・MINIMAL・BALANCEをキーワードに、
ベーシックなアイテムを自分らしく着こなす提案をしていきます。
なるほど!
一番ではなく「二番=deuxième ドゥジエム」という意味から、抜け感があるというブランドコンセプトでした。
まさに、フランス人の普段の装いのようです。
もうひとつのフランス語の「2番 second(e)」
フランス語で「2番」は「deuxième ドゥジエム」
そして「second(e)スゴン、スゴンドゥ 」があります。
「second」は、以下のように使われることが多いです。
- second choix
スゴン ショワ
「第二希望」
- seconde chance
スゴンドゥ ションス
「セカンドチャンス」
- second tour
スゴン トゥ
「第二ラウンド」
- seconde vitesse
スゴンドゥ ヴィテッス
「セカンドギア」
じゃあ、同じ意味のdeuxièmeと、secondの違いは?と思っちゃいますよね。
Académie françaiseアカデミー・フランセーズによると、以下の見解でした。
On peut, par souci de précision et d’élégance, réserver l’emploi de second aux énoncés où l’on ne considère que deux éléments, et n’employer deuxième que lorsque l’énumération va au-delà de deux. Cette distinction n’est pas obligatoire.
On veillera toutefois à employer l’adjectif second, plus ancien que deuxième, dans un certain nombre de locutions et d’expressions où il doit être préféré : seconde main, seconde nature, etc., et dans des emplois substantivés : le second du navire.
わかったようで、よくわかりません(-_-;)。
別の文献を探してみました。
Ouvrons un instant le thésaurus. Selon le Centre national de ressources textuelles et lexicales, le terme «second» est arrivé en premier, en 1119 avant le «deuxième» en 1306. S’ils ne sont pas nés en même temps, les mots possèdent toutefois, indique le dictionnaire, exactement le même sens: «ce(lui) qui vient immédiatement après le premier.»
Alors pourquoi les opposer? Doit-on obligatoirement les opposer? La réponse de l’Académie française est claire: non. Dans leur rubrique Dire/ Ne pas dire, les sages précisent toutefois que «par souci de précision et d’élégance», il peut être envisagé de préférer le mot «second» lorsque l’on «considère seulement deux éléments» et inversement «employer deuxième lorsque l’énumération va au-delà de deux.» Pour être bienséant, il sera ainsi préférable de dire: «Il est arrivé deuxième devant…»
以上の要点をまとめると
- 精緻と気品のために「second」を使う時がある。
- 2つしかない場合は「second」を使うけど、絶対ではない。
- 「deuxième」より「second」という言葉は古いけど意味は全く同じで、日常会話では「deuxième」を使う場合が多い。
という訳で「deuxième」と「second」は、どっちを使っても構わないけど、今日では「deuxième」をよく使うということでした。
ちなみに、フランスの高2(lycée)は「seconde」と言います。
※secondeはsecondの女性形です。
日本の学年 | フランスの学年 |
---|---|
高1 | Seconde (2nde) スゴンドゥ |
高2 | Première (1ère) プロミエ |
高3 | Terminale. ターミナル |
次は、「2」にまつわる例えの紹介をしますね!
ワケワカメのフランス語のたとえ「deux secondes」
フランス語で表す「deux secondes ドゥ スゴンドゥ」
意味は「ほんの少し」です。
どんな時に使うかというと「ちょっと待って!」と言う時です。
たとえば「もう別の所に行こうよ~」と友達が言った時に、ほんのちょっとだけ待ってほしい時に「deux secondes! ドゥ スゴンドゥ」と言います。
他にも同じ意味で「Attends un peu!アトン アン プ!」と言う時もありますが「deux secondes! ドゥ スゴンドゥ」という表現もありますよ。
「deux secondes ドゥ スゴンドゥ」とは、直訳すれば「2秒」なんですよね。
「なぜ微妙な2秒!?しかも2秒じゃ済まん!」と思いますが、この様に表現します。
最後にフランス語の数字の2について
フランス語の数字「2」について、まとめてみました。
フランス語で2は「deux ドゥ」と書きます。
2番は「deuxième ドゥジエム」と書き、もしくは「second(e)スゴン、スゴンドゥ 」と表記します。
数字の2は「両方」という意味もあるので、両方と言う時は冠詞を付けて「les deux レ ドゥ」と言います。
「deux ドゥ」を思えておけば簡単ですよね!
この記事で、フランスで買い物する時「Les deux s’il vous plaît. レ ドゥ シル ヴプレ=両方とも下さい!」と太っ腹に伝えて下されば、とても嬉しいです(笑)
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