フランスの果物の中でも、我がロレーヌ地方の果物といえば、ミラベル!
夏の終わりの風物詩ともいえる8月の果物で、ねっとりとした甘さが特徴です。
そんな、地元の特産物のミラベルを使ったミラベルタルトの作り方をご紹介します。
絶品だけど、超簡単!
ミラベル以外でも果物を替えれば応用可能なので、是非試してみてくださいね。
フランスのレシピで実際作って、好評だったのでみなさんにシェアします!
では、これから一緒に見ていきましょう。
ロレーヌ地方のミラベルを使ったタルトの作り方
ミラベルと言えばタルトかコンフィチュール。
ミラベルのお酒やシロップもありますが、一番簡単ですぐ作れるのが「Tarte aux mirabelles タルトオミラベル=ミラベルのタルト」です。
夏になるとパティスリー(ケーキ屋さん)でも販売するミラベルのタルトですが、家庭で作ることもかなり多いですよ。
私は毎年サクランボと共にミラベルは義両親から頂くのですが、今年は合気道の仲間から大量に頂きました!
お茶椀より大きなカフェオレボウルにはみ出るほど、頂きました!
では、その甘みの強いミラベルを使った、ミラベルのタルトの材料よりお伝えしますね!
ミラベルタルトの材料
ミラベルの素材を存分に生かした、フレッシュなタルトです。
材料はとても少なく、家にあるもので直ぐ出来ますよ。
32㎝のタルト型使用
- ミラベル (mirabelle) 750g
- バター (beurre) 50g
- 砂糖 (sucre en poudre) 100g
- タルト生地 (1 pâte brisée) 1枚
※フランスのレシピなので結構甘めです。砂糖は少々減らた方がいいかも。
※ミラベルの量もタルトの型が小さければ、もっと少なくてもOK。
あ、タルト生地は自作すると、もっと美味しいかもしれません!
ですが私はズボラなので、いつもグルテンフリーのタルト生地を買って使っています。
甘い果物のお菓子のタルトなので、Pâte brisée(パイじゃない普通のタルト生地)を使いましたよ!
Croustipateのタルト生地は色々な種類が豊富で、美味しくておススメです。
スーパー「E.Leclerc(ルクレール)」で買いました。
では次に、作り方を画像付きで説明しますね!
ミラベルタルトの作り方
すごく簡単です!
小学生の3,4年のちびっ子でも、お手伝いしながら出来ると思います!
1.型にタルト生地を敷く
まずは、タルト型にタルト生地を入れましょう。
穴は適当でいいです。
穴を開けるのって、結構ストレス発散できますよね(笑)
2.ミラベルをタルト生地に乗せる
ミラベルを半分に切って、タルト生地の上に乗せます。
下の写真のように、ぐる~と円状に並べて行きましょう。
出来たら、わあキレイ!
パチパチパチ~拍手しましょう。
次は、火を使います。
3.砂糖とバターとミラベルを溶かす
小鍋に砂糖とバターを入れて、弱火で溶かします。
バターが液体状になって溶けたら、ミラベルを並べて入れたタルト生地に流し入れます。
砂糖が完全に溶けていなくても、最後にオーブンに入れるのでOK!
なんだかドロドロで、あちゃ~って感じですけど、心配いりません(笑)
4.オーブンに入れて焼く
砂糖とバターを流し入れたら、オーブンに入れて焼きましょう!
私のオーブンでは200度で30分焼きました!
30分たったら、出来上がり!
粗熱を取ってBon appétit (ボナペティ)!
「ボナペティって何?キムタクさんのドラマで聞いたような…」と思ったら、こちらの解説をどうぞ!
バターと、ねっとり甘いミラベルのハーモニーが最高です。
これぐらいシンプルな方が、ミラベルの味を楽しめますよ。
ミラベルはメッス産とナンシー産の2種類ある
実は頂いた合気道の先輩方から聞いた話ですが、ミラベルには2種類あって、Metzメッス産とNancyナンシー産があるんですよ。
Metzメッス産の小さく、Nancyナンシー産は大粒です。
色も若干違って、メッスのミラベル(mirabelle de Metz)は黄色身が強いオレンジ色で、皮も薄いんですよね。
反対にナンシーのミラベル(mirabelle de Nancy)は赤っぽいオレンジ色。
下の写真は、今回使ったメッス産ミラベルですが、やっぱり黄色いです。
義両親はナンシーが県庁所在地の県に住んでいるので、彼らから頂くのは下の写真のような、赤っぽいオレンジ色のミラベルです。
美味しさは、どっちも美味しいです(笑)
傷むのが早いので冷凍保存がおススメですが、即コンフィチュールにするのもGOOD!
もしくは、スムージーにして飲んでも美味しいですよ。
ミラベル祭りFête de la Mirabelleもあります
毎年8月の下旬には、メッスで開催される「Fête de la Mirabelleミラベル祭り」があります。
ミスミラベルも選ばれ(どこでもあるんですねえ)、メッスのセンターではパレードが行われ結構な賑わいですよ。
と、書きましたが、家から近いのに実はまだ一度も行ったことがありません(汗)
暑いし混んでるからと言って、早10年以上経ってしまいました。
Metzのイベント:metz.fr
最後にフランスの果物ミラベルのタルトについて
なかなか日本ではお目に掛かれない、フランスの果物の一つミラベルを使ったタルトの作り方をご紹介しました。
たった4つの材料で、美味しいタルトが作れます。
ミラベルが手に入らない場合は、同じモモ科の果物でOKです。
プルーンやスモモなど美味しそうですよ!
もし、8月にロレーヌ地方にお越しになる機会があれば、ミラベルタルトを是非お召し上がりくださいね。
キッチン付きのアパートなら、是非このレシピでお試し下さい!
ミラベルは、ああもう夏も終わりかあ…と思わせる風物詩。
残暑を楽しみながら、この美味しいロレーヌ地方のミラベルをお召し上がりくださいね!
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