アルザスロレーヌ地方と言えば、聞き覚えのあるかもしれません。
そのナンシ―やメスのある方の、ロレーヌ地方のことです。
今回は、その私の住んでいるロレーヌ地方の観光のご紹介として、フランスの最も美しい村(Les Plus Beaux Villages de France)に認定された村をご紹介します。
その村の名前はRodemackロドマック。
城塞で有名な、中世の雰囲気はただよう小さな村です。
美しい村めぐりがお好きなあなたなら、地味ながらもマニア心を、くすぐられるかもしれません!
丁度、日曜日にこの村で花市があったので、その市の風景とともにご紹介しますね。
それでは、一緒に見て行きましょう、On y va! オニヴァ!(Here we go!)
ロレーヌ地方のRodemackってどこにあるの?
Rodemackロドマックは、ざっくり言うと、丁度フランスとルクセンブルクとの国境近くにある村です。
地域でいうと、Grand Estグランエスト。
県庁所在地がMetzメスの、Moselle県に存在しています。
ルクセンブルク国境まで車で10分も掛からない、本当にフランスの端っこです!
電車で行く場合(パリから)
パリからでしたら、Gare d’Est(東駅)よりTGVでGare de Thionville(Thionville駅)で下車。
約2時間ぐらいで到着します。
そこからですが、手っ取り早いのが、Thionville駅からタクシーでRodemackまで行くことです。
ですが、一応お昼の時間帯あれば、バスでRodemackまで行けるので、その方法をご説明しますね。
帰りは、タクシーになっちゃいますが。
Thionville駅から、Rodemack行きのバス停に向かう
残念ながら、Thionville駅からRodemackまでのバスは出ていません。
Rodemack行きのバスが出る、Thionville Fochというバス停まで移動しましょう。
Thionvilleのセンター近くにあります。
詳しくは、下の地図をご覧下さいね。
駅から歩いておおよそ15分ぐらいですが、大きな荷物抱えてだと、ちょっと大変かもしれません。
Thionville駅には、コインロッカーもありませんので、出来るだけ身軽でいらして下さいね。
Thionville Fochに移動したら、Tim57というバスのLigne110(110線)に乗り、Rodemackで下車します。
バスの時間は、こちら1本!
THIONVILLE Foch発12:15 (LIBERATION) RODEMACK (CHAPELLE)12:58で下車。
この時間のみです。
そして、この時間から観光した後のThionville駅に戻るバスはありません…。
ですから、タクシーを呼んでThionville駅まで戻るか、もしくはルクセンブルクまで行って観光するか、どちらかになってしまいます。
車での観光なら、そう難しくありません。
ですが、交通機関の場合だと、Thionville駅からRodemackまでタクシーで行くのが最も早くて便利になっちゃいます。
私が言うのもなんですが、不便ですみません~。
電車で行く場合(ルクセンブルクから)
ルクセンブルク駅Luxembourg (Gare centrale)からRodemackまでも、バスがありません。
ですから、タクシ-で向かうのが一番早くて、便利です。
景色を楽しみながら、いらして下さいね。
4月から5月辺りですと、一面の菜の花畑も見れますよ!
参考文献:http://www.moselle.fr/lestransports/publishingimages/fiches/fiche-tim-110.pdf
車で行く場合
車で行く場合は、観光案内所の地図より、高速道路A3もしくはA13から、側道に入りRodemackまで向かってください。
この辺りは、道も整備されているので、わかりやすいですよ。
詳しくは、こちらの地図ご覧下さいね。
https://www.tourisme-ccce.fr/acces.html
Rodemackの見どころは?
私は今回で2度目の訪問ですが、一番の見どころはやはり城塞でしょう!
今回は、一人で来たのでのんびり登ってみました。
写真をクリックすると、大きな画像で見えますのでご覧下さいね!
ちなみに現在は無料で、開城時間はこちら。
5月1日から9月30日は10時から17時30分までです。
壁にある穴から覗く行為は、中世にタイムスリップした気分になりますよね!
すると、出っ張った部分に到着。
ここからも敵が攻めてきたか見張っていた様です。
別の場所からは、Rodemack付近の一面の美しい村が見えます!
この日は気温も上がっていい天気!最高でした。
ロドマックの城塞の歴史
12世紀にロドマックの君主によって建てられたこの城砦ですが、中世の城を土台として建てられ、中世からのルーツが描かれているんですよ。
18世紀にフランスの軍事拠点となったこの要塞は、砲塔の保護機能を確保するために砲兵の進歩に伴って向上しましたが、1821年に部分的に破壊されました。
そして、1860年にはこの城砦は、個人の住居と遊園地を建設したDe Gargan家、鍛冶師によって買収されました。
参考文献:https://www.tourisme-ccce.fr/citadelle-rodemack.html
村の中を散策してみる?
村の入口はこんな感じです。
掲示板の矢印の方に向かって歩いてくださいね。
オフィスツ-リズム(観光案内所)もありますよ!
村の中に入ってみると、こんな感じです。
ノスタルジックな感じがしませんか?
ブルーの雨戸と、ベージュの壁のコントランスが素敵ですよね。
やっぱり5月は、お花が咲いて綺麗でいいですよね!
このお花は藤なのですが、ブドウのような房がとっても可愛らしいかったです。
もう少し歩くと、角にある公共洗濯場が見えてきますよ。
外にある
CROIX du LAVOIRと書かれていましたが、直訳すると「十字架の洗濯場」。
これは15世紀のゴシック様式です。
洗濯場の前にあるこの彫刻は、Bildstockビルストックという西ドイツ、オーストリア、Moselle県とアルザスの宗教彫刻です。
このRodemackのビルストックはこの辺りで一番古いもの。
ビルストックは洗濯場の前に、備え付けられるものだそうですが、以前は洗濯場の正面の道の端にあったそうです。
トラックで数回で転倒したことにより、オリジナルの王冠がなくなりました。
残念ですが、それでも歴史的建造物なので、保護されています。
このうなだれた姿に、なんだかかわいそう…と思っちゃいました。
もう少し進むと、オフィスツ-リズム(観光案内所)が見えてきます!
こちらが、観光案内所です。
こちらのマダムに「出身はどちら?旅行で来たの?」と聞かれ「近くに住んでますが、日本人です」と言うと「素晴らしいわ!」と言われました。
今日は、Marché aux fleurs(花市)をしていました。
観光案内所のマダムによると、この市は一年に一度の開催だそうですよ。
お花だけじゃなく、庭の飾りにビオの食料品に、ちょこっとアンティ-ク雑貨なども販売されて、ぶらぶら見るのにイイ感じでした。
この村の近くの、かごクラブと言うんでしょうか?
パニエ作りのアソシエーション主催の、手作りカゴが販売されていましたよ。
力いるんでしょうね、オヤジさんがせっせと編んでいらしてました。
キレイですよね~私も植えたいと思いつつ、今は芝刈りだけであっぷあっぷ!!
もうちょっと、時間に余裕が出来れば買いにきたいです。
参考文献:http://bildstocks.e-monsite.com/pages/rodemack/retable-du-lavoir.html
街の雰囲気や観光は?
街の雰囲気は、城塞があるのでやはり中世を彷彿させますが、それ以外ではこじんまりした田舎街という感じです。
大きい街ではないので、城塞に登って街をぐるっとみても、2時間あれば余裕で観光出来ると思います。
私もこの日は、店をのんびり見ながら、写真撮ったりして1時間半で帰ってきました。
お昼前には、かなり混んできたので。
市が立っていない普通の日であれば、もっとのんびり散策することが出来ますよ。
歴史好きな方には、どこか近くにお越しになった際に、ちょこっと寄るのにピッタリです。
ただ、この街だけ観光するとなると、ちょっと物足りなさを感じる気がします。
私のお勧めは、ロレーヌ地方に観光する時に、ナンシー、メスと北上し、そして最後にこのRodemackを観光すると良いと思います。
それからは、もう少し北に向かいルクセンブルクへ行く、もしくはRodemackからTGVが停車するThionvilleティオンヴィル駅まで戻って、パリに帰るのも良いですよ。
Rodemackを観光する、おススメのシ-ズンは?
私がおススメしたいシ-ズンはやはり、春から初夏にかけてです。
お花も咲いていますし、他の地域もそうですが、なにより気候が良いので、この時期をお勧めします。
観光案内所のマダムによると、この街ではいくつかの催しがあるそうで、それぞれご紹介しますね。
4月のワイン市 Marche aux Vin
ワイン好きにはたまらない!
フランスの最も美しい村のワイン市場です。
動画を見つけたので、どんなことをするのか、どうぞご覧下さいね。
今年の4月で21回目でした!
試飲をしながら、美味しい食べ物を頂き、城塞の公園で音楽を聴いたりなかなか楽しそうです。
残念ながら、私はアルコールがダメな家系のせいで、お酒は一切飲めません。
飲めたら参加したかったです~。
入場料は?
2018年の4月の催しだったので、過ぎてしまった情報ですが、目安に書いておきますね。
場所 : Cave voûtée et parc de la Citadelle à Rodemack.
料金:Initiation à l’œnologie sur réservation(予約要のワイン醸造学入門) :3€/1名
Panier pique-nique sur réservation(予約要のピクニックランチ): 25€/2名
入場料: 大人5€ ※16歳以下は無料
6月の中世祭り Rodemack Cité Médiévale en Fête
Cité Médiévale en Fêteこと中世の祭りは、Rodemackのビックイベントとも言えるお祭りです。
このRodemackの街を、よりム-ディな演出を味わいたいあなたは、是非このお祭りにいらしてください!
フランス以外からの色々な国からも観光客が訪れ、観光バスも来ているほどの人気のお祭りなんですよ。
今年の2018年は6月30日と7月1日です。
私も数年前に行きましたが、よかったです!
若干混雑していますが、至る所に中世の装いをした人々が、音楽を奏でたり、お芝居を真近いで見たり出来ますよ。
動画の方が、雰囲気がわかりやすいと思うので、2016年のものですがご覧ください。
入場料は?(コスプレすると割引!)
・2018年6月30日(土) 開場13時:10€
・2018年7月1日(日) 開場10時:10€
・2日連続の場合の週末パス(pass 2 jours): 15€
※14歳以下は無料で、もし中世の仮装をしていけば入場料は半額になります!
もし、もっとゆっくりと静かな時に訪れたい方は、この日を外した方がいいと思います。
反対に冬は冬で、また違った雰囲気がありますが、結構寒いです~。
Rodemackの観光案内所の連絡先
観光案内所の住所と営業時間を書いておきますね。
Office de Tourisme Communautaire Rodemack
住所:Place des Baillis 57570 RODEMARCK
電話: +33(0)3 82 56 00 02
メ―ル:otcommunautaire@cc-ce.com
webサイト:https://www.tourisme-ccce.fr/
15人以上から、ガイド付きツアーもあります
15名から30名までの、グループのガイド付きツアーを開催しているそうです!
一年中開催しているので、直接観光案内所へお問い合わせくださいね。
問い合わせ先は、上記の観光案内所へ電話かメ-ルにて。
参考文献:https://www.tourisme-ccce.fr/visites-guidees.html
最後に楊夫人から、あなたへ
私の住んでいる所から一番近い、フランスの最も美しい村に認定されているRodemackを、ご紹介しました。
地平線が見える、なんにもないところ所にポツンと見えてくる、可愛らしい村です。
この城塞を初めて見た時には、中世の雰囲気を直で感じることが出来て感慨深いものがありました。
このロレーヌ地方の見どころの一つを、あなたにも知って頂けると嬉しいです。
中世の雰囲気を味わいに、一度Rodemackを訪れてはみませんか?
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