ボンヴォヤージュ(ボンボヤージュ)!となんだかオシャレな響き!
ディズニーショップ「ボン・ヴォヤージュ」と名前にも使われているけど、何語?英語?
そして一体どんな意味!?そんな疑問でこのブログをご覧くださったかもしれません。
- ボンヴォヤージュの意味は?
- ボンヴォヤージュってどう書くの?
- どんな時にボンヴォヤージュを使えばいい?
この様な質問に、フランス在住の私がお答えします。
日常で使いそうなんですが、実は同じ意味なんだけど別の表現の方がよく聞くフレーズなど、私の体験を元にお伝えしますね。
では、これから一緒に見ていきましょう。
ボンヴォヤージュの意味は?
ボンヴォヤージュ(ボンボヤージュ)とは「よい旅行を」「よい旅を」という意味のフランス語(Bon voyage)です。
旅する人に「旅を楽しんできてね!」と見送る人が旅立つ人に声掛けする、思いやり溢れる言葉の1つです。
実はボンとボヤージュの2語で作られている、フランス語の表現なんですよね!
- ボン
Bon意味は形容詞で「良い」「(状態が)良好な」
- ヴォヤージュ(ボヤージュ)
voyage意味は「旅行」「旅」「移動」
発音は、こちらをお聞きくださいね。
最初の「Bonボン」は口を丸く口先でボンと発音し、ボヤージュというより、ヴォヤージュに近いかもしれません。カタカナで書くのは難しいのですが (ーー;)
フランスではどんな時に「Bon voyage」と言う?
この言葉を使う時は旅行前、すなわち私が住んでいるフランスでは、バカンス前が圧倒的に多いです。
大概旅行に行くのは、長い夏のバカンスが多いので「Bon voyage」という事もありますが「Bonnes vacances! ボン ヴァコンス」も、同じぐらいよく使われていますよ。
夏以外でもフランスには、秋、クリスマス、冬(通称スキー休暇)、復活祭と沢山の休暇があるので、休暇前に旅立つ際にも「Bonnes vacances! ボンヴァコンス」を使います。
あ!旅行に行かないときも、休暇で学校や習い事が休みになる前にも「Bonnes vacances!よい休暇を」と言い合います。
そのせいか、振り返ってみると「Bon voyage良い旅を」というより「Bonnes vacances! よいバカンスを過ごしてね」と言われる方が多い気がしてきました(一一”)!?
旅というより「旅=休暇」という意味で「休暇を楽しんで!」と休暇全体を対象に言われることが多いです。
ボンヴォヤージュと言われたら? 返事編
「Bon voyage ボンヴォヤージュ」と自分が言われたら?
色々返事はありますが、代表的な返事のフレーズを挙げてみました。
無難に返す「ありがとう!」
一番無難な返事です。これだけでもいいですが、合わせ技もアリ。
- Merci メルシー :ありがとう
- Merci beaucoup! メルシー ボクー:どうもありがとう、ありがとうございます
Merciメルシーも、Merci beaucoupメルシー ボクーも、どちらでも構いません。
Merci beaucoupメルシー ボクーの方が丁寧な感じがしますが、フランス人にとってはあまり大差はないとこと。
辞書には「Merci beaucoup:ありがとうございます」と書かれていて「Merci」よりも日本人にとっては丁寧な感じがしますが、フランス人にとってはあまり違いはないと言われました。
そんな「Merciメルシーありがとう」については、こちらにもっと深堀して書きました。
相手も同じくバカンスに行く場合「ありがとう、あなたもね!」
特に夏のバカンス時期は大概みなさん何処かへ旅立つので、お互いに言い合うこの返事を使うことも多いです。
- メルシー ヴァォゥシイ
Merci vous à aussi!(複数の人々に、もしくはあまり知らない人)
もしくは、Merci vous aussi メルシー ヴォーシー - メルシー ア トワォゥシイ
Merci toi à aussi!(友達や親しい間柄の場合)
もしくは、Merci toi aussi メルシー トーオゥシイ - メルシー パヘィモン
Merci pareillement!(オールマイティー)※pareillement:副詞で「同じように」「…のように」という意味です。
この返答は「Bon voyage ボンボヤージュ」と言われる以外にも、「Bon journée ボンジョルネ=良い一日を」など言われた時の返事にも使えます。
シンプルに「あなたもね!」
ごくシンプルに言う場合。これも別れ際などにサラっと短いフレーズなので使います。
- パヘィモン
Pareillement! (オールマイティー) - ヴァォゥシイ
Vous à aussi!(複数の人々に、もしくはあまり知らない人)
もしくは、Vous aussi ヴォーシー - トワ ア オゥシイ
Toi à aussi!(友達や親しい間柄の場合)
もしくは、Toi aussi トーオゥシイ
Merciを付けて言う方が、多いかもしれません。
もちろんお礼を言うのもその1つの理由ですが、私の個人的見解ですが「Merci vous à aussi!メルシー ヴァォゥシイ」と、韻を踏んだ音がリズム感があって心地良んですよね。
次は、ボンヴォヤージュに似た表現で、これも良く使うな!という表現をお伝えします。
ボンヴォヤージュに似た、旅行前に見送るフレーズ
「毎度”ボンヴォヤージュ”だけだと、ボキャ貧がバレる(一一”)…」と感じた時、もしくはフランス人によく言われるフレーズをご紹介します。
ボンヴォヤージュと共に、時折使い分けてみてください!
「(旅行を)楽しんできてください!」
「旅行を楽しんできてください!」という意味を込めたフレーズは、こちらです。
まず、複数の人々に、もしくはあまり知らない人バージョン(vous)です。
- プロフィテ ビヤン
Profitez bien! - プロフィテ ビヤン ドゥ ヴ ヴァコンス
Profitez bien de vos vacances - プロフィテ ヴ
Profitez-vous!
次に友達や親しい間柄バージョン(toi)です。
- プロフィ ビヤン
Profite bien - プロフィ ビヤン ドゥ テ ヴァコンス
Profite bien de tes vacances - プロフィテ トワ ビヤン
Profite-toi bien!
Profiterの意味は「利用する」「活用する」ですが「楽しい時を過ごす」という意味として使うんですよね!
「楽しむ」という動詞を考えると、つい「Amuser」を思い出すかもしれません。
ですが、旅行を楽しんでねと言う「ボンヴォヤージュ」の意味として表現するなら、Profiterの動詞を使って言われる方が多いです。
Amusez bien!でも、おかしくないかもしれませんが、私が里帰りに日本に行く前などは、ほぼProfiterを使った表現でした!
ディズニーショップ名「ボン・ヴォヤージュ」の考察
東京ディズニーランド・ゲートウェイ沿いに位置する、国内最大級のディズニーショップ名が、まさにこの「ボン・ヴォヤージュ」
なぜ?ディズニーはアメリカ発祥なのに、なぜあえてフランス語?と思ったので、考察してみました。
公式サイトにはなぜ「ボン・ヴォヤージュ」と名付けたか?とまでは書かれておらす、以下の文章だけです。
JR京葉線舞浜駅のすぐ近くにある、国内最大級の広さを誇るディズニーショップ「ボン・ヴォヤージュ」。
店名の「ボン・ヴォヤージュ」とは、フランス語で「よい旅を」という意味です。建物は2階建てになっており、1階にはサービス施設、2階は東京ディズニーランドと東京ディズニーシーのグッズなどを販売しています。参考文献:https://www.tokyodisneyresort.jp/tdr/facility/bv.html
英語で「よい旅を」と言うなら「Have a good trip!」。
ちょっと長いですね。店名にするなら長いし、覚えにくい。だから2語の「ボン・ヴォヤージュ」とフランス語にしたのなと、ここから推測出来ます。
もう一つは、駅から東京ディズニーランドに行くまでの途中の位置というのもポイントかもしれません。
駅が出発地点で、東京ディズニーランドが到達点だとすると、ディズニーランドに向かうお客さんに「いってらっしゃい!」と見送る位置にあります。
その位置より「楽しい旅を!=Bon voyage=ボン・ヴォヤージュ」と名付けたのか!と、想像して自分の中で結論を付けました(笑)
店名にも「Bon voyage」は短いし、覚えやすくてピッタリ!
その他、ショップ名はこちらにまとめて書いています。
ボンボンヴォヤージュの意味についてのまとめ
「ボンヴォヤージュBon voyage」の意味は「よい旅を」で、この言葉はフランス語の表現です。
ボンとヴォヤージュの2語で作られている表現で、意味はそれぞれこんな感じです。
- ボンBon:形容詞で「良い」「(状態が)良好な」
- ヴォヤージュvoyage:「旅行」「旅」「移動」
「Bon voyageボン ヴォヤージュ」のほかに似たような旅行前の見送る際には、
- Profitez bien!プロフィテ ビヤン
- Bonnes vacances! ボン ヴァコンス
と、この2つのフレーズを使うことも多いですよ。
ディズニーショップの名前も「Bon voyage=ボン ヴォヤージュ」なので、ショップ名にもおススメのフランス語の表現でした。
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