そう、9月はフランスの学校の新学期です。
バカンス前に、新学期の必要な学校用品リストと同時に、新しいクラスと担任の先生の名が表記された用紙を渡されます。
その用紙を片手にス-パ-で文房具を購入するのが、毎年の夏の終わりの風物詩。
はたして、フランスの子供たちの必要な文房具とは、どんなものを準備するのでしょうか?
実は、必要なものはとても少なかった…。
そんな、夏の終わりの新学期の準備をお伝えします。
学校用品リスト(Liste du matériel scolaire)
上の写真がバカンス前に貰う、Liste du matériel scolaireこと、学校用品リストです。
ボロボロですみません。
この用紙をポケットに入れてス-パ-に行ってしまったのでしわくちゃです。
ザっと18個用意する物があります。
ですが、新入生のCPセーぺ-(小1)の時に、一通り用意したので、CP以降はリストの中で不足しているものだけ用意すればいいだけです。
“Le cours préparatoire ル ク- ぺパラトワ-”とは日本で言うところの「小学校一年」。
ですが、”préparatoire”の意味は「準備の、予備の(形)」という意味なので、忠実に訳すと「小学校の準備段階の課程」です。
フランスの小学校で使う文房具
-Un Sac d’école rigide(sans roulettes)
通学バック(キャスター無し)
これについては、詳しく書いたこちらの記事をご覧ください。
⇒ランドセルは日本だけ?フランスにもカタ-ブルという通学バッグあり
筆記用具編
-Une trousse comprenant:
筆箱に入れる物
comprenantはcomprendreの過去分詞
-un stylo bleu,vert,noir,rouge
(Merci de ne pas acheter de stylo quatre couleurs et de stylo 《gommant》)
青、緑、黒、赤のボ-ルペン
(4色ボールペンとフリクションボールペンは買わないようにお願いします)
stylo 《gommant》とは、消せるボ-ルペンという意味です。
まだ、小2ではダメなんですね。
※gommantは”gommer”で、意味は「消す」の現在分詞。
-deux crayons de papier
えんぴつ2本
2本だけでいいそうです、びっくりしましたけど。
現在使用中のえんぴつは、フランスが誇る文房具ブランドの”Bic”。
このえんぴつは、イラストによるとトンカチで叩いても大丈夫なほど芯が固いそうな。
まだ試してません。
– une gomme blanche
白い消しゴム1つ
汚くてすみません、これも昨年8月に購入したものです。
こちらは、フランスの文具メーカー、Maped社のもの。
ご覧の通り消しゴムが円形になっていて、中央の黄色い部分が芯となり回転します。
あまり減ってませんが、恐らくボ-ルペンも使用するからだと思います。
えんぴつは、主にアルファベットの書き方を練習する時に使用していました。
間違えたり、きれいに書けなかった場合が多いので、えんぴつで書いていました。
– un stylo à encre et un effaceur
インクペン1本と修正ペン1本
インクペンは、万年筆の様なタイプや、この写真下のようなペンタイプがありますが、特に指定がなかったので、こちらにしました。
インクは2本入ります。
詰め替え用のインクも買いました。
50個買うと10個タダ!10個もおまけなんて、なんて太っ腹。
ちなみに昨年のCP(小1)では、このインクペンはリストに入っていませんでした。
この辺の采配は、学校や担任の先生によると思います。
– un surligneur jeune
黄色の蛍光ペン1本
※”surligner”が動詞で「蛍光ペンで(上から)印付ける」という意味で、”surligneur”が蛍光ペンの意味。
黄色の部分に強調する下線があったので、間違えずに黄色を持って来い!とのことです。
白鳥のマ-クが可愛い、ドイツが誇るSchwan-Stabiloこと、スタビロ社。
フランスでも一般的な文房具ブランドです。
– un taille-crayons avec réservoir
削りカスのくず入れ付き、えんぴつ削り1つ
※réservoirは「タンク、貯水池」という意味で、この場合は”削りカス保管所”というところでしょうか。
昨年は上の写真左の宇宙人のような、えんぴつ削りを購入しましたが、使い勝手がよくないのか、その後に私の愛用のSTAEDTELRを奪われました。
– une paire de ciseaux à bouts ronds
先が丸いはさみ
はさみはお道具箱ではなく、筆ばこに入れておきます。
ですので、結構太さの有る筆ばこが必要。
お道具箱は無いのです。
– deux gros bâtons de colle (de bonne qualité)
スティックのり (品質の良い物)
わざわざ、品質の良い物と書かれているには訳があります。
安いのりだと、すぐに剥がれるからです!
以前安いのりを筆ばこに入れておいたら、息子に「これ、全然くっ付かないから、Liloにのり貰った」と言われました。
Liloよ、どうもありがとう。
– un double décimètre, une équerre en plastique
両側に目盛りの付いた物さし1つ、プラスチックの三角定規1つ
この物差しは、昨年も必需品の一つでしたので、年季入っています。
三角定規は今年CE1(小2)から使用となりました。
この定規はファストフード「Quick」のおまけで貰ったものです。
最近、とんと行ってないなあ、Quickには室内遊具が設置されていたので、息子が小さい時の冬の時期に、たまに行ってました。
-un compas
コンパス1つ
CE1(小2)から使用です。
-un pochette de crayons de couleurs
色鉛筆一式
– une pochette de feutre
フエルトペン一式
下の写真のは18色ですが、12色でも大丈夫でした。
現在はえんぴつやボ-ルペンを入れている筆箱とは別に、もう一つの筆箱に色鉛筆とフエルトペンを一緒に、バサッと入れています。
ノート編
– un cahier de texte (pas d’agenda)
連絡帳(手帳ではないもの)
このcahier de texteとは一体どんなものかと申しますと、手帳とは違って月曜日から土曜日まで、曜日ごとに分けられたインデックスがあるものです。
こちらが、今期のCE1(小2)で使うcahier de texte。
このノ-トの右下に”cahier de texte”と書かれてあり、ス-パ-でも売っています。
中はどんなものかというと、一番最初のぺ-ジは、名前など個人情報(笑)を書く欄。
実際に書くところはこんな感じになっています。
Matière:科目、内容
Pour le:期限
Leçons et devoir:暗唱や宿題
昨年のCPの時には、学校から宿題ノートとお知らせノ-トをそれぞれ頂きました。
宿題ノ-トは、こちら。
最初の頃は、子供達が字を上手く書けない為、先生が宿題の内容を書いた短冊のような紙切れを子供達に渡して、それを毎日宿題ノ-トに貼っていました。
ですが、後半になってからは、子供達が自ら書くようになりました。
プリントがノ-トからはみ出てますし、きれいに折ってないわで中はぐちゃぐちゃ。
比較的ましなぺ-ジですが、こんな感じで毎日宿題が出てました。
先生がくれる宿題のプリントも、時々インクが薄く、非常に読みにくかった…。
こちらがCahier de liaisonと言う、学校から家庭へのお知らせン-トです。
どんなお知らせを貰うかというと、いわゆる父兄への手紙やスポ-ツクラブの勧誘チラシなどです。
思いっきり、はみ出てます。
別にノ-トに貼らなくても、そのままシ-トに挟んで持って帰ってくればいいのに、と思うんですが無くさない為にわざわざ貼るのかもしれません。
道理で糊の減りが激しいと思いました。
私が息子を幼稚園に入れた時に気づいたのですが、お知らせ事項は一人一枚渡さず、用紙を短冊の様に細長く切って、要件の文章だけ書いたものを渡すのが、フランス流なのだと知りました。
あ、ちゃんとしたA4用紙の書類を頂く場合もありますが、日ごろのちょっとしたお知らせなら、短冊式です。
エコですね。
最初はピラピラした長細い紙きれを貰って、え~これだけ!?と衝撃を受けました。
以上、ノ-トはこの1冊のみ用意するだけで、他は学校から配布されます。
ファイル編
-deux chemises à rabats avec élastiques foemat 24×32
24×32cmのゴム留めフォルダ2枚
日本語でこのファイルの名前が出てこず手こずりましたが、判明してスッキリ!
このフォルダ、今でも日本で使用していますか?ポケット1つだけのシロモノですが。
もっと機能的なファイルがある様な気がしてなりません。
このファイルには、宿題のプリント用紙などを挟んで持って帰ります。
短冊式のお知らせも、ここに挟んでくれば良かったのに….。
去年は紙のフォルダで無残な姿になったので、今年はプラスチック!
ボ-ド編
-une ardoise Velleda+4feutres effaçables (pointe moyenne)
ミニホワイトボード1枚とホワイトボードマーカ-4本 (太さは中)
ardoiseとは、黒板とか小さいホワイトボードの意味ですが、Velledaは何のことか分からなかったのですが、調べたらBicのホワイトボード関連の商品名でした。
セロハンテープの事を「セロテープ」と呼ぶように、すでに代名詞のようになっているのかもしれません。
ちなみに、ホワイトボードはtableau blancとも言います。
またもや汚い物ですみません…昨年買ったardoiseです。
一年しか使ってないのに、この年季の入り様は、さぞかし勉強したのでしょう…。
裏面は、ライン入りです。
こちらは、息子と学校ごっこをした時に私が書きました^^;。
その他
-une paire de chaussures de sport contenue dans un sac scolaire au nom de l’enfant.
子供の名前を書いた通学バックに入れた、運動靴
上靴のような存在の靴で、村の公民館で体育の授業を受ける時に履き替えます。
昨年、どんなくつを買っていいのか分からず、息子の友達のママさんに尋ねました。
すると、「なんでもいいよ!体育の授業だけで履くだけだから、ブランドものじゃなくても普通の靴でいいよ。」と言われました。
ちなみに昨年のCP(小1)では、週1回体育の授業がありましたが、CE1(小2)はどうなるかまだわかりません。
ですが、日本よりも圧倒的に少ないのは間違いないので、学校が終わった後にスポ-ツの習い事をさせる人が多いです。
フランスで文房具を購入したいあなたに、一つ重要なポイントをお知らせします。 フランスのブランドならBigやMaped。
普段、使わない物は、なかなか覚るチャンスがないもの。
有名メ-カ-の商品を買ってください!
日本と違って、安いものは品質が良くありません、私は昨年泣きを見ました。
こちらを選ぶと安心です。
お土産にもよい、フランスらしい色合いのステキな文房具をお求めくださいね。
色々なフランス語の名前にまつわる記事は、こちらにまとめてあります。
⇒>>フランス語の名前 まとめぺ-ジに戻る
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