フランスは子育てしやすいって本当!?そのウワサのウソホント!

パニ子
フランスでは子育てしやすいって聞くけど、ほんとかな?
ミミ
うん、子供が居てもおしゃれママさんが多いイメ-ジよね。
パニ子
実際のところはどうなんだろう?
ミミ
それ、私も知りたい!子供も聞き分けの良い子が多いのかなあ


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フランスと日本の育児はココが違う


フランス式子育てとは一体、日本とどこか違うのでしょうか?
一口で子育てと言えども、各家庭の方針や、個人でその方法は大きく異なります。


子育て以外に文化的なものも含んでしまいますが、私が感じた点を挙げてみますね。

1.母乳推奨は人それぞれ。

私は出産時に問題があって、母乳をあげることが出来ませんでした。
しかし出産前の”親になる講座”では、母乳が出れば母乳が良いけれど、そこでは強く勧められることもありませんでした。

ここで2人の例を挙げます。

夫の友人の場合
夫の友人は「胸はセクシャルなものだから、自分の子供と言えども母乳をあげるのに、抵抗がある」と言ってミルクで育てていました。だからと言って特になにも言われなかったそうです。


※日本なら、「あなたそれでも母親!?」と責められるでしょう。でもフランスは母親であろうが、本人の意思を尊重するところが日本よりあります。

私の友人の場合
最近生んだ友達ですが、sage-femme(サージュ ファム=助産婦)に母乳与えなきゃ勿体ない!と母乳を与えるように言われましたが、あいにく出が悪く、赤ちゃんもお腹が空いて泣いて辛かったそうです。


そこで小児科医に相談したら「ミルクでいいですよ、あげて下さい」とあっさり言われ、ミルクも与えるようになり、赤ちゃんも腹持ち良くなって夜はぐっすりネンネしていると聞きました。

このように、フランスでも母乳を勧める人がいますが、母乳神話とまではいかない感じがします。

ミルクと混合にフランス人女性は働いている人が多いので、復帰の為にも最初は母乳で育てていても、ミルクに切り替える人や、母乳とミルクの両方のママさんは多いです。

2.生まれてすぐ、ぬいぐるみ(Doudou)を与える

心の拠り所のような存在、それがフランス人にとってのぬいぐるみ(Doudou=ドゥドゥ)があります
私の息子も、20代に40代の友人も皆、生まれてすぐに貰ったぬいぐるみを特別大事にし、親がいない時の心の支えにしたり、旅行にも連れて行くお守りのような存在で、いつもそばにおいています。

このぬいぐるみが一緒だから怖くないよと、赤ちゃんは夜一人でネンネするよう促します。
※でもぬいぐるみがあっても、子供によって寝ない子もやっぱりいます

3.離乳食は市販でも、OK(人にもよりますが)

ス-パ-にはたくさんの離乳食が売っています。
親が睡眠不足や仕事で時間が無くて、離乳食作りまで手が回らない場合は、市販で済ませてもいいような雰囲気です。
永遠と離乳食の時期が続くわけでもない。そう思って少し荷が下りるように、市販で済ます人もいます。

4.そもそも料理は簡単なものが多い

朝食は基本、火の通ってないもので(=作らない)、夜はパンにス-プです。
お昼に重い物を食べるのがフランス流ですが、お昼が職場の方も多いでしょう。


ですので、夕食に重い物を食べる家庭もありますが、その場合でもサラダと一品メインをド-ンと出して終わり!あとはチーズ食べてデザ-トで終了。
日本のようにおかずを品数作ることもありませんので、楽だと感じます。


冷凍食品も多いので、チン!で済ませる時もあります。

5.母親にすべての責任を負わせない

これが一番だと私自身実感します。
フランスでは「あなた母親でしょ!」と、など言われたことがありません。
ちょっと失敗したって「C’est pas grave=セパ ガ-ヴ、たいした事ないよ」と言われることが多いです。

子供の事で思い詰めても内容にもよりますが「それは、あなたのせいじゃない。そんなに心配することないよ」「一人で思い詰めなさんな、なるようになるさ!」と、若干投げやりな感じもしますが、とにかく安心させる言葉を掛けてくれます。


おそらく、自分に寛容なので他人にも寛容なのかも、と日々の生活の中で感じます。


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フランスの子育は女性に負担が少ないの?

パニ子
フランスでは育児も男性と共にしているイメ-ジだけど
ミミ
それだけかなあ?ほかに何か理由はないのかな


フランスでの子育てはしやすいの?と里帰りの際に聞かれます。ですが、専業主婦の私の場合は、全く楽ではありませんでした。

私の場合は、夫が朝早くから夜遅く…とっ言っても遅い場合は19時半でしたが、殆ど息子と2人きりの密室育児をしていたので、日本の子育てと似たような感じだったと思います。

児童館は毎日開いていないし、気候の良い季節だと公園にも行けますが、冬だと行く所がなくて、友達と約束しても、友達の子供が病気になったり、その逆もあったりと本当に辛かったです。

逆に働いているカップルには負担が少なく、子育てしやすそうに見えます。
共働きの場合、優先的に保育園に入る事が出来ますし、反対にどちらかが職に就いていない場合は優先順位が低くなります。


日本でも話題になっている待機児童は、フランスの場合も地域によります。
比較的余裕のある地域なら入園可能ですが、私の街では村は登録してから空きが出るまで結構な時間待ちました。


息子が週一回保育園に入園出来たのは、登録してから半年ほど待った、彼が2歳半を過ぎてからでした。
それまで付きっきりの育児は、本当に辛かったです。

働くと言っても、日本のように会社員(雇用労働者)は労働時間の100%働かなくても、salarié à temps partiel(サレ- ア トン パシエル=部分的な労働)と言う、パ-トタイム労働も可能なので、子供の世話をしつつ、普通より短い時間働くことも可能です。

正社員でもパ-トタイム労働出来るのは良いですよね。そして、子供が大きくなって手が掛からなくなれば、salarié à temps plein(サレ- ア トン プラン=フルタイム労働)に切り替えることも可能です。

この様に労働形態も、その時の状況に応じて流動的な所が、子育てカップルには良い所だと感じています。

私のクラスメイトのママさん方は毎水曜日働かない週4日労働が多いです。水曜日は以前登校日ではなかったのですが、2015年には水曜日も登校に代わり(地域によっては水曜日不登校で土曜日登校日)朝に学校へ送って行き、午後は習い物の送迎をするママさん、若しくはパパさんもいます。

ここが大きな違いだと感じます。会社員でも職場によって労働時間を交渉出来るのは、有難いですよね。

※しかし不況中では、パートタイム希望労働者の雇用は難しくなってきています。

負担の軽減は、やっぱり親の協力を得ているから


そして働いている女性でも専業主婦でも、やっぱり家族が近くに住んでいる場合は、かなり負担が少ないです。これは日本も同様ですよね。

フランスでは、子供はバカンスに祖父母の家で過ごす場合も多いです。2週間のバカンスでは、一週間が母方の祖父母宅、もう一週間は父方の祖父母宅へ滞在し、じゃあその間夫婦は何をするか?というと、2人で旅行に出かけたりエンジョイしてます。

こんなことをしても、何も咎められることはありません「Bon vacances~! いってらっしゃい!」だけです。
私も羨ましいです。


もちろん、地方出身のカップルで、頼る両親が居ない人たちだって、たくさんいます。


その場合は、有給をお互い交代で取ったり、バカンス時に子供を預かってくれる、少しアクティブティ活動重視した所(centre aéré=ソント アエレ)で、子供を預けてカップルは、仕事をしている場合もあります。

centre aéréの代金も所得によりますが、私が預けた時は丸一日で25ユーロ程でした。
2人子供の居る家庭では一日50ユ-ロ!結構お金掛かります。

同じ村に両祖父母が住んでいる子は、習い物も3つも掛け持ち出来ています。送迎だって結構時間掛かるので、やっぱりカップルだけの力じゃ難しいところがあります。こんなケースは相当ラッキ-です!



フランス人女性はどうやって自分の時間を持っているのか

フランスの女性は、働いてる人が多く、私の息子のクラスメイトのママさん方も、殆ど働いています。
「私は仕事してるし、家の事まであれもこれも無理!!」と、出来ない事をアウトソーシングするケースもアリ。


家事はfemme de ménage(ファム ド メナ-ジュ=家政婦さん)を頼んで、掃除、アイロン掛けを頼む家庭もあります。


この様にお金で時間を買って自分以外の誰かに頼むことで、自分の時間を作っている人もいます。
人に頼むと楽ですよね。私の感覚ではフランス人は、日本人よりも自分がしなきゃ!と一人で抱え込む事が少ない気がします。それと良い意味でも悪い意味でも、辛抱強さがないのも感じます。


しかし、皆が皆こうではありません!共働きしないと生活出来ないカップルも当然いますし、保育園に空きがなかった場合は、家で預かる保母さん(assistante maternelle=アシスタント マタネル、若しくはnourrice,nounou =ヌヒス通称ヌヌ)ですが、雇うのに良いプロフェッショナルのヌヌさんを探すのが本当に大変です。

ヌヌ代もそれこそ子供の人数が多ければ、給料の大半となる結構な代金を、支払わなければなりません。

子育てはしやすい面もありますが、やはりカップルで家事や子育てを協力しなければなりません。


フランスは労働時間が日本より短いのと、仕事よりも家庭優先ですので、家で子供と遊んだり世話をする時間が多く取れる所が、子育てしやすいと感じます。

でも、金曜日はママさん方も、結構お疲れです。先週は金曜日の学校終わりの柔道の送迎で、クラスメイトのママさんは「Je suis fatiguée.疲れたわ」と呟いていました。

バカンス前は「あと一週間でバカンスよ、頑張ろう!!」とママさん同士励ましあったり。
こんなフランス人達、意外でしょうか?

まとめ


フランスの子育てはしやすいのは本当です。
ですが、しやすいから子育は楽か?と言われれば、子供を人任せしてる人や、家事代行を頼んでいる場合は楽だと思いますが、家事も子育てもガッツリこなしている人は、そう楽でもありません。


多少日本よりも寛容です。子供と一緒なら、スーパ-のレジなどで優遇される場合もあります。

他には、子供が異物を飲み込んで緊急病院に連れて行ったとか、学校から呼び出しがあって怪我をしたから医者へ連れて行ったとか、突然の発熱などで会社を休んだりと、色々あります。

フランスでは優雅で自然体にゆったり子育てしているイメ-ジを持たれることもありますが、子供を追いかけて走っているママさんパパさんも実際居ますし、しょっちゅう子供に注意しているパパ、ママさんも実際に見ているので、どこも子育ては大変だと思っています。

フランス人ママは皆おしゃれ!というのも、ここだけの話、眉唾ものです。
日本人マダムの方がよっぽどキレイにしてる!と思う事もあります。

ウワサはほどほどに。世界中のママさん、パパさん、共に子育て頑張りましょう。



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