フクロウがシンボルになっている、フランスはブルゴーニュ地方のディジョンに旅してきました。
この街は、至る所にフクロウのマスコットでいっぱいいました!
ディジョンのガイドブックを読むと、なんでも「願いをこめて左手でフクロウのレリーフをなでると幸運をもたらす」とのこと。ですが、理由がなにも書かれていませんでした。
なんでフクロウ…🙄?
幸福になるのはモチロン嬉しいけれど、願いとフクロウがなぜ繋がるのか疑問に思った私は、旅行から帰って、その理由をフランス語で調べてみました。←旅行前は余裕がありませんでした😅
- フクロウの意味は海外も日本も同じ?
- フクロウの意味にはスピリチュアル的要素はあるの?
- なぜフランスのディジョンのシンボルはフクロウなの?
このような疑問を調べてみたので、シェアしたいと思います。
この記事でフクロウの日本と海外の基本的な意味と、フクロウにまつわる小ネタが増えると嬉しいです。
では、これから一緒に見ていきましょう。
https://fauna-protect.com
https://www.museumtv.art
https://fr.wikipedia.org/wiki
https://www.luminessens.org
https://blog.karma-yoga-shop.com
https://www.tf1info.fr
https://la-porte-du-bonheur.com/blogs/blog/comprendre-le-symbole-de-la-chouette-porte-bonheur
フクロウの意味は海外も日本も同じ?
フクロウの意味ですが、海外であるフランスでは「知恵、神秘、知性、保護」でした。なぜこんな意味を持たせているのか調べてみたら、理由は大きく2つありました。
- フクロウの性質から意味付けられている
- ギリシャ神話由来
まず一つ目のフクロウの性質から来ており、暗闇でもはっきり見える動物であることから、欺瞞を暴く能力を持つとのことです。よって隠されているものを見る力がある=透視能力という意味もありました。
二つ目のギリシャ神話由来ですが、これはギリシャ神話に登場する女神アテナの象徴がフクロウから来ています。アテナは知恵の女神、同じく知恵を意味する動物がフクロウなので、彼女のシンボルになりました。
アテナはゼウスの頭から完全武装で生まれた女神です。凄くないですか!?
私はこの本で、ギリシャ神話の神々を覚えましたよ。著者の視点(ツッコミ)が面白いので、読んでいると眠くなりそうな横文字の神々が、理不尽さ満載で記憶に残りました(笑)。
次に、もう一度フクロウの日本での意味を確認してみました。
日本でのフクロウの意味は?
日本でのフクロウの意味ですが、実は私は日本のフクロウの意味も知らなかったので😅ウィキペディアで調べて、以下抜粋しました。
「梟雄」という古くからの言葉も、親殺しを下克上の例えから転じたものに由来する。あるいは「フクロウ」の名称が「不苦労」または「福老」に通じるため縁起物とされることもある。
日本語の「フクロウ」の音から縁起物の意味を持たされたようですが、さらにフランスと同様に日本のウィキペディアにもギリシャ神話由来の意味も書かれてありました。
ギリシャ神話において、フクロウは女神アテーナーの象徴であるとされる。知恵の女神アテーナーの象徴であることから転じて知恵の象徴とされることも多い。ミネルヴァのフクロウもその一例である。民話や童話においては、森林の長老や知恵袋の役割としてフクロウがしばしば登場する。
やはりベースは同じ意味のようです。国は違えど似てる話も多いですしね。
では次に、調べるとフクロウにスピリチュアル的な意味もありそうだったので、合わせて調べてみました。
フクロウの意味にはスピリチュアル的要素
フクロウのスピリチュアル的な意味ですが、私の住んでいるフランスでのスピ情報を調べてみたら、霊的というか本質的なフクロウの性質から生み出される意味に近かったです。
要約すると、フクロウは夜間に人間が見えないものまでよく見ることが出来る動物なので、その理由から「見えないものを見る」というスピリチュアル的な意味とされていると、個人的に解釈しました。
もしくは、自分自身の隠れたの能力についての意味もありました。
人生でフクロウに出会うってどんな時🙄?動物園に行くか、森に行くぐらいしか思い浮かびませんでしたけど?ペットにフクロウを飼っている友達もそう多くは居ないと思うので、恐らくフクロウの絵や写真を見た時などが該当するのでしょう、たぶん。
さらに、こんな意味も👇
いかにもスピリチュアル的です(笑)。
そして最後に、フクロウは夜行性の動物なので夜から連想される月との関係より、「夜は創造力に特に良いので、時間をかけて創造的なエネルギーを集中させましょう。」というメッセージもありました!
では最後に、私が旅したフランスのDijonディジョン市のシンボル「幸福のフクロウ le porte-bonheur de Dijon 」を紹介します!
フランスのディジョンのシンボルはフクロウ
たまたま決めた旅行先のフランスのディジョン。観光案内本「地球の歩き方」には「La Chouette de Dijon (ディジョンのフクロウ)」が居ると載っていたので見てきました。
ご覧ください。上の写真↑の物体がそれです。
ん🙄?ナンデスカコレ?という第一印象。もはやフクロウか何かよく分からない謎の生き物のような彫り物でしたが、これがディジョンでは「左手で触ると願いが叶う、幸福のフクロウ」と言われています。
“Je touche la chouette, ça porte bonheur” “Moi, je fais des vœux pour que tout aille bien”, confient ces passants.
「フクロウに触ると幸運がやってくる」「すべてがうまくいくように願い事をする」
ちなみに、願いが実現される為に右手ではなく、心臓に近い左手でフクロウを、撫でなければなりません。
「じゃあ触っとこう!」と私も触ってきましたが👇割と高い位置に彫られており、身長が150㎝のチビの私はジャンプして触りました。周りにいた人々に笑われたのは想定内です。
ディジョンの旅から帰って来て落ち着いた所、この奇妙なフクロウが気になったので、深く掘り下げて調べたら、この彫刻は今から600年前のもので、結論を言うと実は聖霊フクロウではなくミミズクでした😱!?
違いを知らなかったので、家に帰って調べてみました😂。
https://monpetitcahier.com/archives/24186.html/
フクロウじゃなかった…まあミミズクも似たようなものですが、それはさて置き、このフクロウについてよく調べてみるとき、フクロウ崇拝が始まったのは1677年のこと。
伝説によれば、幽霊がノートルダム教会を悩ませ、信者や好奇心の強い人たちはその対策を考え、霊から身を守るためにこのフクロウを撫でさせたのが始まりでした。
それ以来、このフクロウは神話以上のものになり、ディジョンの町の紋章としてシンボル化されています。シンボル化され過ぎて、ディジョンの土産物屋や至る所にフクロウグッズがありましたが、どれも正直微妙な感じで、買おうとまで思えませんでした😓パンツとか…
このように伝説のより長年に渡り、ディジョン市はフクロウは観光ルート、サッカークラブのマスコットなど、ディジョンの象徴となっています。
地面には観光ルートの目印にも!ブサカワイイ感じ。
このように、フクロウの街ディジョンには、地面にフクロウのプラカードが埋め込まれており、観光名所を示す役目をしていますが、なかなか便利です。
22か所の観光地があるんですが、こんな感じで↑数字も彫られていますよ。
写真は12番目の観光名所です。
ちなみにこの願いが叶うフクロウは、↓の場所のフクロウ通りこと「22 rue de la Chouette」の太陽の当たらない角っこにひっそりと居ます。あまりにもひっそりし過ぎて通り越さないようにしてくださいね!
そして現在では自分の願いが実現される為に、右手ではなく、心臓に近い左手でフクロウを撫でなければなりません。
ここまではよく知られた情報ですが、さらに重要なポイントがあります。
これは日本語での情報が見かけませんが、このフクロウから遠くない左側のファサードに火トカゲ🐊が隠れているのですが、その🐊の目を見たり横切ったらダメ!!願ってもパーになります😱。
その火トカゲとは、こちらです👇フランス語では la salamandreサラモンドこと火トカゲ。
伝説上の生き物で、火の中に住んで火を消す力があると言われています。
だからフクロウに願っても、その願いも消してしまうんですよ。
この火トカゲはどこに隠れているかというと、フクロウを正面に見て左手です。
下の動画で解説されていますが3分10秒辺りに見えるので、そこだけでもチェックしてみて下さいね。
場所はここ!
ですが、あくまでも迷信ですから、気にしなくでも構いません。
叶う!と思えば叶います(笑)
最後にフクロウの意味は海外でも同じ?についてまとめ
フクロウの海外での意味は、フランスの場合では大きく以下の4つの意味を持ちます。
- 知恵
- 神秘
- 知性
- 保護
この意味は、フクロウの性質より呼び起こされたもので、夜行性の動物の為に「夜でも見える=先見の明、神秘的」という意味も持ち、さらに「知恵」はギリシャ神話のアテネからのキャラクターと同じなのでアテネのシンボルはフクロウになりました。
日本でのフクロウの意味も、このギリシャ神話由来も同様で、ただ違うので日本は日本語の音で「フクロウ」の名称が「不苦労」または「福老」に通じるため縁起物となっていました。
一方スピリチュアル的な意味も、同じくフクロウの本来の性質から来ており、
- 他の人が見ていないものを見る
- フクロウの存在は変化を告げる
- ごまかしや仮面を越えて見る能力
- 死の告知、人生の転機や変化
- 幻想を突き破り、誰かの行動や心の状態の本当の意味を見る
という意味がありました。
幸せのシンボルの象徴の一つのフクロウ。あまり日常で目にしないフクロウですが、どこかグッズなどでフクロウを見かけたら、苦労が去る、幸福がやってくる、転機、変化が現れるかもしれません!!
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