フランス語の動詞活用の覚え方。一緒に覚えると便利な表現方法とは?

楊夫人
フランス語学習ビギナーにとっての悩むところ、その1つは動詞の活用ではないでしょうか?
私もかなり苦労をしたので、その気持ちは痛いほどわかります。


参考書に沿って学ぶのもいいですが、ちょっと違った視点で学んでみませんか?

小2の息子の教科書に載っていた、動詞の活用と同時に学ぶ、便利な表現をお伝えします。
これさえ知っていれば、ざっくりとした文章の時間の経過がわかるかもしれません。
今回は初心者のあなたに送る、先に覚えてソンはない、簡単な表現をご紹介します。



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動詞の活用を学ぶと同時に学ぶ表現とは?

動詞の活用と一緒に覚えてしまうこと、それは時制です。
特に会話中、正しい活用をしているか自信がなくても、とりあえず冒頭に時制に関する表現を言えば、理解してくれる時がよくあります。


文頭や、最後に付けるだけでいい表現なので、これを先に覚えておいても損はありません。
遅かれ早かれ、覚えないといけない時制。
この際、一気に覚えてしまいましょう。

先に覚えておくと便利な時制の表現

フランス人は特に文章を書く場合、同じ表現を何度も使うのは、あまり好ましく思わないので、沢山の類義語を覚えて使うとGood。
これはDELFの筆記試験でも同様で、同じ表現を何度も繰り返し使うと、”コイツはあまり言葉を知らないな!”と思われて、減点されますので要注意。

現在を表す言葉(Présent 現在形)

文頭もしくは文末に以下の言葉があると、その文章は現在を表した文です。

・Maintenant マントゥノン:現在、今
・En ce moment オン ス モモン:目下、今のところは
Actuellement アクチュエルモン:現在、目下
・Aujourd’hui オウジュウドゥイ:今日(こんにち)では
・Pour le moment:プー ル モモン:今のところは
・ces derniers temps:セ デェルニエ トン: 近頃は

過去を表す言葉(過去形)

文頭もしくは文末に以下の言葉があると、その文章は過去を表した文です。 

Hier イエー:昨日
Avant hier:一昨日
La semaine dernière ラ スメン デルニエ:先週
Le mois dernier ル モワ デルニエ:先月
L’année dernière ラネ デルニエ:去年
Il y a deux ans イ リ ア ドゥ ゾン:2年前 (Il y a XX ans=XX年前)
Autrefois オゥトゥフォワ:昔は
Ancinnement オンシエンヌモン:昔は
Dans le temps ドン ル トン:昔は

À ce moment(-là) ア ス モモン (ラ):その時、当時
À cette époque ア セッテポック :その頃は

未来を表す言葉(未来形)

文頭もしくは文末に以下の言葉があると、その文章は未来を表した文です。
※たまに現在形の場合もあります。


Demain ドゥマン:明日
Après demain アプレドゥマン:明後日
La semaine prochaine:来週
L’année prochaine ラネ プロシェンヌ:来年
Dans deux(2) semaines ドン ドゥ スメンヌ:2週間後
Dans un mois ドン ザン モワ:1ッ月後
Dans deux ans ドン ドゥゾン:2年後
Après trois(3) heures アプレ トワ ザ-:3時間後
Après アプレ:~の後、~後
Prochainement プロシェンヌモン:近いうちに、間もなく

未来形の訳す時ですが、全て「~でしょう」と訳さないで、現在形の様に訳した方が自然な場合もあります。
例1 Dans deux semaines,on partira à Paris. 2週間後にパリに行きます
例2 
Après 3 heures, j’irai chercher Lois à l’école. 3時間後にルイを向かえに行きます
例3 Après, on ira manger. 後で食べます



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なぜ時制も一緒に学ぶの?

結論から言いますと、動詞の活用だけに焦点を置かず、内容を理解することに重点に置いているからと、時制の表現で理解する方が簡単だからです。

それは息子の教科書を読んで、納得したことでした。
下の写真が文法の教科書です。
Conjugaison(動詞の活用)の項目ですが、いきなり活用を覚えるより先に、時制から学び始めていました。


上の部分をご覧ください。
いきなり”Le verbe Passé,présent, futur” そ動詞 過去、現在、未来と書かれてありますね。


その下におうちのイラストがあって、下にそれぞれのおうちのシチュエーションの文章が書かれています。
左側:昔は廃家で、たくさんの修繕をしました。←過去形
中央:今では、おうちはもっと明るく、もっとすてきです。←現在形
右側:一年後には庭のお花が咲き誇り、私たちのおうちは美しくなるでしょう。←未来形

実はフランス人の子供は文章こそ書けませんが、既に会話では時制をマスタ-しているので、理解するのはさほど難しくはありません。
ですが反対に、正しく話せても自分が適切に動詞を変化させているとは理解していません


改めて文章を書くとなると、難しいのです。
あんなにスラスラと、完璧に正しい文章をを話しているのに!!

動詞の活用の宿題でびっくりしたこと

私がこの様に思った理由は、下の宿題が出た時です。
私の息子が小学2年生になり、活用を習ってすぐに、こんな宿題が出ました。



文法の宿題
Pour chaque phrase, indique si le verbe est conjugué au présent, au passé ou au futur.
各文章の動詞が、現在形、過去形もしくは未来形のどれであるか示しなさい。
a.Le mois dernier, il a fêté ses sept ans.
b.En ce moment, il écoute de la musique.
c.Demain, nous irons au cinéma.
d.Dans huit jours, il visitera l’Alsace.
いかがでしょう、直ぐにわかりました?
では、次に答えと訳を書きますね。

答え
a.Le mois dernier, il a fêté ses sept ans.
翻訳:先月、彼は7歳のお祝いをしました。
答え:passé(過去形)

b.En ce moment, il écoute de la musique.

翻訳:今、彼は音楽を聞いています。
答え:présent(現在形)

c.Demain, nous irons au cinéma.
翻訳:明日、私達は映画を見に行きます。
答え:futur(未来形)d.Dans huit jours, il visitera l’Alsace.
翻訳:8日後に、彼はアルザスに行きます。
答え:futur(未来形)
息子はものの数秒で全問正解。
ですが、動詞の変化について理解しているのか気になり、彼に質問しました。
「どうしてすぐにわかったの?どこで未来とか過去ってわかった?」


すると息子は、

「だって、文の最初見たらわかるジャン!」とのこと。
やはり彼は活用の変化よりも、文頭の言葉で時制を判断して、動詞の活用は理解していませんでした。

と、いうことは、活用よりも先に時間を表す表現を覚えると、いつのことを表しているのか、簡単に理解出来ると思いませんか?

教科書にも、時間の経過を表で表していましたが、これだと分かり易いですよね。
下の画像一番下のpassé①、présent②、futur③の部分です。


そして、「時間によって動詞を変化させる」と書かれてあります。


なおかつ、その文章の動詞の活用の変化を見て、それぞれの活用を覚える事とより早そうです。
過去の事を書いていると、その動詞の変化の形は過去形の形だ!と。

動詞の活用の覚え方は?

肝心な活用の覚え方ですが、フランス人の子供たちも、音読、そして例文を作って習得する方法の2通りしています。
これは我々、大人のフランス語の習得方法と同じでした。



実はフランス人の子供達は、活用表を見て唱えて覚えるより、例を出して口で言った方が早く正しい活用が言えるんですけどね。
そういうところが、外国人である私には羨ましいところでもありますが、表をそらで言わせると、間違えるんですよ。


はじめに出てくる、êtreとavoirの活用です。
私の息子もこれを唱えていますが、どことなくぎこちない言い回し^^;。

教科書の練習問題です。
もうこれは、暗記するしかありません。


これはちょっと難しそうではないですか?

フランス人もフランス語を学ぶのには一筋縄ではいかないようです。
日本人がたくさんの漢字を習得するのと同様、宿題もほぼ毎日出ますし、毎日努力していました。

フランス人の子供が使っている文法の教科書はどれ?

動詞の活用を学びはじめる、小学2年生の教科書をご紹介しますね。
わが校は、こちらの本を使用しています。

MAGNARD社の「Outiis pour le français」の2008年版。

この本でgrammaire文法,conjugaison活用,orthographe音声学,vocabulaire語彙の4つの項目を勉強します。

ちなみに、フランス語の授業で使う教科書は2冊。
文法以外のLecture(朗読),langue(国語)についてはこちらの教科書で学びます。


RETZ社の「A l’école des livres CE1」2009年版。

昨年から小学生の息子の授業内容を観察して思ったのですが、授業でもフランス語に費やす時間がとても多く、宿題も殆どフランス語についてが主に出ていました。

それほど難しい言語ってことですよね。
外国人の私達にとっては尚更です。


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大人の私がフランス語を学ぶのに使ったテキスト

大人の私が、一番はじめに使ったフランス語のテキストもご紹介します。

フランス人に勧められた、解説兼問題集はこちら。
CLE社の「Grammaire du français」、王道中の王道ですね。

このフランス語のテキストは、解説も全てフランス語なので、いきなりこれから始めるとしんどいと思います。
私もフランス語に慣れてから買いましたが、このテキストは左には解説が書かれてあり、右にある練習問題を解いていく学習法です。


時制はいつ習うのかというと、結構後の方でしたよ。

次の本は、在仏が長い知り合いから教えて頂いた文法の参考書です。
白水社の「コレクション フランス語 文法」ですが、今でも時折読み返す良い本ですよ。
ちなみに「コレクション フランス語 書く」も持ってます。



目次を見ますと、こちらも時制は動詞の活用よりも後に学びます。
4課にêtreの活用、5課にavoirで、16課にやっと複合過去。


 参考書通り学んでみて、ちょっとな…と行き詰った時は、フランス人の小学生のように、時制から学んでみてはいかがでしょうか?




楊夫人
数年前に私が義母に「活用は多くてフクザツだから苦手…」とこぼしたら、「私も嫌い。でも私の姉は小さい頃から国語(フランス語)が得意で、ほぼ完ぺきなのよ」と言われしまいました。
フランス人でも嫌いって…その言葉にびっくりしたものです。

実際に会話で使う活用は、ほとんど現在、過去、半過去、未来、命令形、あと時々接続法と条件法を使いますが、そんなに多くありません。
大過去も、たまに使いますが半過去の様にしょっちゅうではありませんし、本を読む時には単純過去も必要ですが、話す時は使われません。


フランス人でさえ苦手な、動詞の活用。
とりあえず、よく使う動詞から習得しましょう。
シチュエーションごとに、時制の言葉を含めてフレ-ズ丸ごと覚えるととても効果的ですよ!


フランスに関するご質問やご意見がありましたら、下のコメント欄もしくは、お問い合わせ欄よりお気軽にお寄せください。

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コメント

  1. 名古屋のアントワネット真弓 より:

    いつも投稿を楽しみにしています。
    特に今日の投稿は、とても参考になりました。コピーさせて頂きました。繰り返し繰り返し読み込むつもりです。

    • 楊夫人 より:

      アントワネット真弓さん
      コメント、ありがとうございます。
      動詞の活用は、フランス人にも容易いものではないので、私達も諦めずに習得していきましょう!
      仰る通り忘れたら覚えの繰り返し、普段使う活用だけでも覚えれば会話も躊躇せずに出来そうです。