フランスの夏休み。学校へもバカンスにも行かない時の過ごし方

楊夫人
フランスのバカンスは長いです。
学校の夏のバカンスは、7月の第一週目の金曜日が最後の授業で、それから9月の第一月曜日までの約2ヵ月が休み。


フランス人はこんな長いバカンスに、ずっとどこかへ出かけているという印象をお持ちかもしれません。

ですが、実際の所そんな長期バカンスへ出かける家庭はまれだと感じています。
連続して
ずっとどこかへ出掛ける人は、今まで聞いた事がありません。

では、バカンス期間に親が働いている間、子供達はどう過ごしているのか?
休みが長いと、親も大変と思うのはどこの国も同じです。

今回はそんなフランスの子供達の夏休みの過ごし方をご紹介します。



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長い夏休み、フランス人は皆バカンスへ出かけるの?

実は、皆バカンスへ出かけるとは限りません。
バカンス大国と言われるフランスですが、バカンスへ出かけるにもお金が掛かりますので、行ける人と行けない人がもちろんいます。


親も仕事があり、会社の同僚と休暇を取る時期が重なると、業務に支障をきたす場合もありますので、我が夫の職場では、話し合って順番に休暇を取っています。

共働きの場合は、父親と母親がうまい具合に同時期に休暇を取る事が、出来ない場合もあります。
一方で、わざとお互い重ならないようにズラして休暇を取って、交代で子供を看る家庭も少なくはありません。

ヌヌ代(ベビ-シッタ-代)も結構しますしね。

バカンスへ出かけない時、子供達はなにをして過ごす?

大概の家庭は共働きです。
ですので、長い夏のバカンスには祖父母の家でのんびり過ごす子供達がとても多いです。
これが一番経済的で安心出来るバカンスの過ごし方ですが、
中には両祖父母宅が遠方などの諸々の事情で、預ける事が出来ない家庭もあります。

その場合は、休暇の期間に子供を預かってくれる施設があるので、バカンス前に登録して、そこで集まった子供達と一日中過ごす子供も多いです。

Centre aéré ソント アエレ(野外活動センタ―)へ通う

Centre aéréとは、日本語で言うと”野外活動センタ―”と辞書では書かれていますが、休暇期間に子供を預かる施設のことです。
ここでは、普段学校では体験できない、アクティブなことを中心に体験させてくれる施設です。



写真下は、昨年通わせたCentre aéréです。
ここは、まるで森の中にあるようなとってもステキな場所にありました。


この施設で子供達は、一体どんなことをしているのか詳しく説明しますね。

Q1.Centre aéréでは主にどんなことをするの?

学校の管轄関係なく、近くの街からやってきた色々な子供達と、年齢別にグル-プ分けをして、体験型のアクティブティをおこないます。
市にはいくつかのCentre aéréがあり、内容もそれぞれ多少異なりますが、どこも似た様なシステム。


子供達のお世話係はバカンスを利用した学生スタッフ。
毎日の活動内容は、前もってプログラムが組まれており、そのプログラムに沿っていろいろな体験をします。

プログラムの内容は、例えばインターナショナル週間と題して、毎日色々な国について発見したり、庭で植物を植えたり、週一回はちょっと遠出する日もありました。

少し遠い大きな公園へバスで行ってピクニックをしたり、お城に行ったりと、私も知らない場所に連れて行ってくれ、色々な発見させてくれました。

週末には必ず発表会を開催するところもあり、毎金曜日の午後4時ごろから、お芝居や歌を披露し父兄が参観出来た所もありました。
今までに3か所の違う街のCentre aéréに通わせましたが、どの施設も週一回は必ずプ-ルへ連れて行ってくれました。

良いお天気の日は昼食は庭でピクニックだったり、プログラムとプログラムの間の自由時間は子供達は森の中でそれぞれ自由に過ごしていました。
自然いっぱいの施設の中で、それぞれおしゃべりしたり、木の枝で家を作ったり、とっても楽しそう。

時には、な~んにも考えず、自然の中でのんびり過ごす時間があるといいですよね。
フランスは夏のバカンスが年度末というのもあって、宿題もないので気も楽です。



このCentre aéréは夏休みだけでなく、春のPâquesパック(復活祭)の休暇や秋のToussaintトゥッサン(万聖節)も預かってくれますし、授業の無い水曜日の午後も可能です。

市にはいくつかのCentre aéréがあり、内容もそれぞれ多少異なるので、人気の施設では早く申し込みしないと、満席になります。

昨年のCentre aéréでは、学生スタッフと共にこんな小さな小屋を作りました!
スゴイでしょ?
釘打ったりせずに組み立てられる小屋ですが、迎えに行った時に息子は嬉しそうに見せてくれました。




このCentre aéréは、ほどんど家の近くの場所に通わせることが多く、もしくは預かってくれる祖父母宅の近くに通う子もいます。
ですので、色んな地域からの子供達が集まり、1日単位で申し込みが出来るのもあって、毎日新しい子が来たり、新しい友達も出来きます。


ですが反対に、人見知りの子はちょっと辛そう。
ウチの息子はやや引っ込み思案。
やはり馴染みの地元の小学校の子供達がいるところで遊ぶ方が好きな様で、Centre aéréはあまり好きではありませんでした。


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Q2.Centre aéréには何日から通える?

1日からOK。
通わせたい日に事前に予約をしておき、時間は午前のみ、午後のみ若しくは一日中と選べます。

一日中の場合は、お昼の食事付とおやつ付き。

Q3.何歳から通えるの?

対象年齢は施設にもよりますが、一般的には3歳から通えます。
以前通わせたCentre aéréでは、3つのクラスに分かれ、3歳から6歳クラス、7歳から11歳クラス 11歳から16歳クラスがありました。

Q4.預かり時間は何時から何時まで可能?

預かり時間は、これも施設にもよりますが、大抵両親の出勤時間に合わせて、朝は7時半ごろから夕方18時半ごろまでが一般的です。

ときどき夜にキャンプファイヤーをする、お泊りの日もあります。
これは希望者のみで、お泊りが怖い子は普通に夕方帰ってもいいです。

Q5.いくら掛かる?

気になる費用ですが、施設によって若干差があり、各家庭の収入にもよりますが、大よそ1日20~25€。

ですから1週間(5日)通わせると、100~125€。
1人っ子の場合はこの金額で良いですが、2人兄弟や3人兄弟がいる場合はこの金額の2倍、3倍となるので、高過ぎて通わせることが出来ない…という声も聞きます。

市のスポーツ活動


市主催のバカンス中のスポ-ツ活動もあります。
ただ、これは市町村によってある所もない所もあり、形式も様々です。

この上の写真はEquitationこと、乗馬にもチャレンジ!
最後には、お手入れもしました。



私の住んでいる村にはクリスマスのバカンスを除いて、秋休み、冬休み、初休みにあります。
指導者は学校の体育の授業のコーチで顔なじみ。
そして、同じ学校の子供達が参加するので、知っている子が多いのも安心です。


夏のバカンス期は全ての期間中実施されていませんが、7月中は3週間、8月は2週間行われています。

学校から夏ののバカンス前にチラシが配布されます。


朝10時~12時まで、午後は14時半から17時までで、一日2€。
安いでしょ?
ただ、外出する時だけ追加料金が要りますが、高くてもせいぜい10€ほど。


どんな活動内容かと言いますと、事前に上の写真のスケジュ-ル表を学校から貰い、参加したい日にお金を払うシステムです。

市のスポ-ツ活動の注意点

安くて知っている子が多い、このスポ-ツ活動ですが問題が1つ。
ここはCentre aéréのように、朝から夕方まで一日中預けることが出来ません。

午前の部と午後の部が分かれており、間にお昼休みが2時間ほどあるので、働いている両親には不向き。
ですので、共働きでも片方の親がバカンスを取っている時に通わすか、送迎を祖父母宅や保母ママさんににお願いしたりと、安いですががちょっと手が掛かります。


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ヌヌ(nourrice=nounou)に預ける

ヌヌというのは省略名で正式名は「nourriceヌゥリス」、日本語で言うと自宅で子供のお世話をする「保育ママ」のことを言います。
フランスではとても一般的で、若いヌヌさんもいらしゃいますが、お孫さんがいる年齢層のマダムも割と見かけます。


普段、ヌヌに預けている家庭は、夏のバカンスも彼女の家に預ける場合もあります。
その理由はヌヌは、普段から慣れているのもありますし、時間的に融通が利くので便利が良いからと、預けている人もいます。

学童ではなく、なぜヌヌに預けている人がいるの?

学童なら放課後は親のお迎えまで、学童の施設へ行ったり学校の中で過ごします。
そうなると、サッカ-などの習い物がしたい場合は、学童に行っているとやっぱり難しい。
ヌヌなら人によっては、習い物の会場までの送迎もしてくれるので、学童よりヌヌを選ぶ人もいます。


もしくは、習い物のある日にはヌヌに宅へ、無い日は学童と日によって通う場所を変えている人もいます。

家でダラダラ過ごす

どこにも行かず、家でダラダラ。
バカンスに行くのもいいですが、家でダラダラも、なかなか捨てがたい過ごし方。
我が家は息子の村のスポ-ツ活動がない日は、プ-ル行く以外、家でダラダラしてました。


親が休暇を取っても、遠出せず家族で家でゆっくりと過ごす場合もあります。

図書館や大型ス-パ-では色々な子供達の為に催し物もしている所も。
散歩したり、自転車乗ったり、公園行ったりのんびり過ごすことも少なくありません。

我が家の場合、息子も私もインドア派。
2人の時は息子はマインクラフト、私はYoutube鑑賞と、贅沢な時間の過ごし方を数日しました。
学校がある日は、学校と習い物で忙しいので、バカンスの時はこんな過ごし方もいいですよね。



楊夫人
バカンスは長いですが、親が仕事なのは、フランスでも同じです。
ただ、親が出勤と言えども、休暇を取りやすいと思います。


ですが、バカンス大国と言えども、2ヵ月丸々旅行とはなかなか行かないところ。
どこにも行かなくても、体験型施設やスポ-ツ活動に参加するなど、いくつか選択出来るのが有難いです。

宿題もない、バカンス。
ちょっと夜更かししても、許されるバカンス。
バンサイ、バカンス。


バカンスへ出かけても、家に居ても、何もしないのがバカンス。
子供も”くうねるあそぶ”を地で行くような、呑気な過ごし方をするのが、王道のバカンスの過ごし方と言えそうです。


フランスに関するご質問やご意見がありましたら、下のコメント欄もしくは、お問い合わせ欄よりお気軽にお寄せください。

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