フランス独特の季節行事は年度末の遠足。付き添いで見えた日仏の違い

楊夫人
フランスの年度末は7月上旬で、その年にもよりますが、だいたい毎年第一週目で最後が終わりです。

そんな初夏の良い季節にぴったりな行事が遠足、いわゆる校外学習です。
フランスにも遠足ってあるの?日本と違うの?そんな疑問にお答えします。

私が実際に引率者として子供達に付き添った時に、フランスと日本の違いを色々発見しました。
私の村の小学校の出掛ける日の為のお知らせから、それにまつわる話を
詳しくご紹介します



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校外学習へ行く前の必ず行うべきこと

まずは、下の写真の様に、連絡帳より校外学習のお知らせを受け取ります。
※毎度先生からのお知らせは、先生から配られたプリントを子供達がノートに貼ります。
ですから、連絡帳はすごく分厚くなります。


時々先生から直接伝言がありますので、見逃さないようにしっかり見ます。

手書きですので見逃すこともないですが、きっちりした子供であれば、ページ順にプリントをきちっと貼ってくれますが、時々ページを飛ばして貼る場合もあります。

ですから、最後のぺ-ジだけではなく、前後にも気をつけてしっかり見ないと見落としするんです。
ウチの息子は飛び飛びに貼って、ノ-トの無駄使いですよね?もったいないおばけが出るゾ!


ナニ?


え~!
“Pourriez-vous nous accompagner svp? Merci avance”
プリエ ヴ ヌ アコンパニエ シル ヴ プレ メ(ル)シ アヴォンス


「付き添いに来てくれませんか?よろしくお願いします。」と書いてありました。
滅多にない機会なので、この文の下にOKと書いておきました。


Pourriez-vous:丁寧なお願いの書き方で、「~して頂けませんでしょうか?」という頼み事する時に使います。
nous:私達

accompagner:人と一緒に行く、~のお供をする、~に付き添う。
svp:s’il vous plaîtの略で、よくこの様に書きます。

Merci avance:”前持ってお礼を申します”という文ですが、意味は「よろしくお願いします」のことです。 

参加許可のサインする

必ずサインをして許可をしなければ、学校から出る事が出来なく参加できません。


例を書いてみますね。
例)Je soussigné(e) Marie Petit père/mème de l’enfant Louis.
「ルイの母親、マリ― プチが下に署名しました」
※père/mème←ここは父親か母親のどちらかにチェックします。

autorise 許可
n’autorise 許可しない

mon enfant à participer à la sortie à Paris , le 26 Juin 2017.
モン ノンフォン アパティシペ ア ラ ソ(ル)ティ ア パヒ、ル ヴァンシス ジュアン ドゥ見るディセッ(ト)
「2017年6月26日は、私の子供はパリでの校外学習に参加します。」

Signature サイン

soussigné(e):soussigner 下に署名する(動詞)
père/mème: 父/母
enfant:子供
participer:参加する、出席する、加入する

持ち物は?

当日必要なものは何かチェックします。


Prévoir: un petit sac à dos, contenant un goûter et le pique-nique de midi (pas de bouteille en verre)
準備するもの:小さいリュックサック、おやつとお昼の弁当と水 (ガラス瓶は不可)
-une casquette et/ou un K-Way selon ne temps
つば付きの帽子、もしくは天気の応じて防水服
-une paire de chaussures adaptée à la marche
歩くのに適した靴

※pique-nique”ピクニック”とは、野外用の食事、いわゆる弁当と飲み物の事です。
具体的に水(l’eau)などとは書かれていませんが、含まれているのでご注意くださいネ。

水でもジュ-スでもなんでもOKで、特に決まりはありません。
殆どの子供は水持参でしたが、シロップ入りの水を持って来ていた子もいました。


ちなみに”faire un pique-nique”で「野外で食事をする」という意味となり、動詞化すると”pique-niquer”で同様に、「野外で食事をする、ピクニックをする」と同じ意味です。

”K-Way”カーワィとはフランスの防水ジャケットメ-カ-ですが、このメ-カ-名がフランスではもはや、レインコ-トの代名詞となっているんですよ。
最初、何のことかさっぱり分からず仕舞いで、夫に尋ねてそこでやっとわかりました。

学校から父兄の付き添い依頼がある

この校外学習以外でも、時々父兄の付き添いを依頼されます。
私は以前、プ-ル授業の付き添いで行った事がありますが、特に低学年のクラスは先生だけでは人手不足なようで、親若しくは祖父母が助ける為に要請されます。

ですが、誰しも必ずしなければならないことではありませんが、学校がある私たちの村のお城に行く時の依頼には、殺到したようで私は断られました。

お城に行きたかった…実は10年以上住んでいるのに、まだ行った事がないのです。
参加したママさんたちは、嬉しそうに子供達と行ってました。

実は、こんなに参加したい父兄が多いのかと正直びっくりしましたんですよ、共働き家庭がほどんどですが、休暇が取りやすいせいでもあるかもしれません。
職場によって若干変わるので一概ではありませんが、特に個人経営している人は結構な労働時間働いる印象があります。

歩く時は一応列をなすものの

今回は徒歩で行きました。
一応最初に先生から、2人ペアで列を作って歩きなさいと言われますが、次第にバラバラ。

途中から、車が入る事が出来ない散歩道を歩きました。
ときどき通る自転車に気をつけるぐらいで、
歩きながら各自水を飲んだり、きっちり列を作らなくても注意されることなく、呑気に歩いていました。

それにしても、みんな話す話す!
時々話に夢中になり足が疎かになるので「Avancez !アヴォンセ(前に進んで!)」と言われつつも、ワイワイにぎやかに歩いていました。

観光協会の方より説明を受ける

今回は、街のモニュメントや街の歴史を知るという学習だったので、担任の先生が説明するのではなく、観光協会の担当者が子供達に説明してくれました。

先生、楽ですねえ~と思ったのは言うまでもありません。
でも、何もかも全て担任の先生が背負い込まなくても、任せられるものは、お任せした方がいいですよね。

観光協会の方より、この様な小冊子を子供達各自貰い、これらのモニュメントや建物が街のどこにあるかを探し、それらにまつわる解説を聞きました。
しわになってて、すみません~。

めぐった順番と、見た物の名前を記入していきました。


みんな熱心に聞いていました。午前中は…。

弁当はサンドイッチと、欠かせないのがポテトチップス

お昼は公園で食べましたが、フランス人のお弁当と言えばサンドイッチ。
日本の彩り豊かなお弁当や凝ったキャラ弁と違い、作るの時間が掛からないので楽です。


そして、サイドメニューとしてか、ピクニックにはサンドイッチの他にポテトチップスが欠かせません!
上の写真では、ジップロックに入れたポテトチップス持参の子がいるの見えますでしょうか?


これには衝撃でしたがそれを知らずに、息子の幼稚園時代にサンドイッチだけ持たせたら「ママ、どうしてシップス入れてくれなかったの?」と帰ってくるなり言われ、「しまった..ごめん、ママ忘れてた…」と謝りました。

先生は一緒に弁当を食べない

せっかくのピクニック、先生は生徒と一緒に食べるのかな?と思いきや、遠くの椅子に腰かけて食べていました。


そんなに離れなくてもよくありません?


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午後は語り部のおじさんから話を聞く

弁当を食べ終わった後は、また街中に戻り、今度は語り部のMonsieurムッシューより、歴史話を聞きました。


ただ、話しを聞くだけではつまらないので、遊びを交えてのお話。
みんなお話の登場人物になりたくて、活発に発言していました。

市役所の中の市民婚をする部屋も見せて貰いました。
歴史と趣のある家具が凄くステキでした。

みんな素敵な椅子に座り、先生は一番前で堂々座って、おじさんは立って話を続けていました。

訪問予定先の博物館が閉まっていた

最後に尋ねるはずだった、Musée(博物館)が閉まっていました。
ガ-ン!


先生の一言。
「残念。まあ、また家族で来てね。」
え~それだけですか!?

上の写真は、子供たちは残念がって鍵の穴から中を覗いているところです。
普通、営業時間を調べて遠足決めませんか?
私にとって、この日一番の衝撃だった出来事でした。

先生たちも、申し訳ない感じが全くなし!潔いほどで、お見逸れしました。
いやでも、私なら絶対に事前に調べて行きますわ。
無駄足踏みたありませんし、何より子供達に気の毒ですもん!!


それから、結局博物館に入る事が出来ないので、予定時間より早く学校へ帰りました。
学校に着いてもまだ下校時間まで時間が合ったので、子供達を校庭で遊ばせて、先生方は陰で休憩。
子供達も、喜んで校庭で遊んでいるのを見て、こんな適当でいいのね…と感慨深かった校外学習でした。


参考文献:K-Way

楊夫人
実は私、恥ずかしながらこの校外学習の前日、緊張のあまり眠れない夜を過ごしましたが、あっさりつつがなく終わりました。

予想通りいい意味で、自由な感じで、低学年のまだ小さいやんちゃな子供達のお世話もやはり大変だなあと垣間見ることができました。

しかしそれぐらいで、日本の先生に比べるとかなり楽そうです。
先生と言えども昼休みもしっかりとれますし、時々居残り授業をしますけど、年から年中ありません。


おやつはいくらまでとか、細かい取り決めもないので楽です。
取り決めがないと、どうなるか?と言えば、そんなたくさんおやつを持ってきている子もいませんし、忘れた子はたくさん持ってる子が上げたり、持ちつ持たれつな感じが出来ている気がします。

フランスに暮らして感じる事は、日本よりも自己責任と個人を責めることが感じなく、何か忘れたり失敗しても、本当に重要な事以外は「C’est pas grave 大したことない」と流して終わり。
そこに必要以上に関わらないことが多いので、クヨクヨすることが減りました。

自分も忘れたり失敗することがあるので、お互い様という寛容さを感じることもしばしば。
そこが、フランスと日本の違いだと思います。

日本もフランスにはない良い所もたくさんあるので、「ああ、日本だったらこんなことにはならないのに!」と思うことも沢山ありますので、どっちもどっちでしょうね。

今回校外学習の付き添いに参加したことで、色々な面を新たに発見出来た良い機会でした。


フランスに関するご質問やご意見がありましたら、下のコメント欄もしくは、お問い合わせ欄よりお気軽にお寄せください。

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