フランスの幼稚園と日本の違い。遊ぶだけじゃなく勉強もするんです!

パニ子
甥っ子がこの春幼稚園に入園したんだけど、フランスの幼稚園ってどんなことしてるのかな?
ミミ
どんな遊びしてるのかしらね?お遊戯ってあるのかしら?講堂で踊ったり日本と一緒かな?
パニ子
どうかなあ、ピアニカとか吹くのかなあ。フランスは芸術の国だしね!
ミミ
全然想像出来ないから、興味あるわ!

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 L’école maternelleでは教室内で、どんな授業してる?

幼稚園はl’école maternelle(レコ-ル マタ-ネル)と言い、基本的に3,4,5歳の子供が通いますが、一体子供たちはどんな授業を受けているかご存知でしょうか?

このようなプリントを納める大きなファイルを、毎年新学期に担任の先生に渡すのですが、そこから授業の様子がなんとなくわかりました。


息子はあまり幼稚園での出来事を話をしない子なので、このファイルは有難い存在でした。
それぞれの学年ごとに、どんな授業をしているか、詳しくお伝えしますね。

petite section(プティ セクション) 対象年齢3歳

座学というんでしょうか、教室内で行う作業は、勉強のようなプリントをしていた様で、私はとてもびっくりしました!
さらに、良い、普通、悪いと3段階の評価付き。 いきなり3歳でもう評価されるの!と思いましたが、特別でもなく、至って普通の様です。


この下の写真はアルファベットを書くための下準備のもので、これは円を書く練習プリントでした。

これが評価です。3つの顔がわかりますか?
L’avis de la maîtresse(先生の意見=評価)と書かれた下にある絵です。
笑顔、表情ナシ、不満の3段階ありますが、幸い息子の評価は笑顔でした。
ちなみに、下に書かれている「TB」はTrès bien(とても良い)の略です、ホッ。


その他の父兄が確認する所は、 この2か所です。


次は、物の大きさの判別を習いました。
この下の写真のプリントでは、大きい熊、中くらいの熊、小さい熊の、それぞれに合った大きさのベット、椅子、ボウルを色分けする問題です。

 

次は、同じ模様を分ける問題です。
上のモデルと同じ模様を、下に貼りました。



それから、お話を聞いた後にするプリントもありました。
これは「Roule Galette=転がるガレット」といお話の登場動物が出てきた順番に、貼る問題です。



どんなお話かというと、動画が有ったので一度ご覧ください。
上のプリントの問題も解けますよ!
ガレットの、とてもかわいい歌もあります。


それと、やたら塗りが多かったです。
青い熊とは我が息子ながら、なかなかダイナミック。


 

著作権はいいのでしょうか…?



このプリント類は各バカンス前に家に、家に持って帰って家族で一緒に見ます。

moyenne section(モワイヤン セクション) 対象年齢4歳

4歳クラスも3歳とあまり変化がなく、少し高度になった感じです。

学校に持って行くものと、そうでない物の区別する問題。


◆モデルの文字と同じ文字を探す問題と、なぞり字。


◆単語を見て、同じ様にアルファベットを並べ替える問題。


◆アルファベットを書くための筆運びの練習。


◆数を数える問題。


勉強だけではないですが、この年の政府の教育内容がかなり高いレベルを要求していて、たしか4歳で綺麗な文章を作れるぐらいのレベルを求められました。

そのせいか、勉強のようなプリントが多かったのですが、新学期早々の父兄会議では、担任の先生もあまり勉強はさせたくないけど、政府から要請が来たから仕方がないのですと仰っていました。

これも毎年、政府と受け持つ先生の方針で変わるようでした。

grande section (ゴーン セクション) 対象年齢5歳

最高学年です。ですが、大して変わりませんでした。
この年(2015年度)は政府の教育方針が前年度より緩やかになったおかげで、あまり勉強はしなくてもよくなりました。
担任の先生も、幼稚園時代の子供は勉強より遊ぶ方が大事と仰る先生だったので、勉強はあまりしなかったです。


ただ、アルファベットは勉強しました。
不思議な学び方で、まずはアルファベットとの母音から勉強したのですが、物語仕立てで、それぞれ工作をしました。


例をお見せしますと、彼女はマダムEです。
アルファベットのAから家族のお話になっていて、彼女は”Eばあちゃん”でした。


笑ってしまいましたが、こんな感じで楽しく勉強してた様です。
こんなに楽しかった幼稚園ですが、楽しすぎたのか、小学校とのギャップが大きくて、最初はとても大変でした。


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勉強以外では、どんなことをしてるの?

勉強以外では、やはり日本のように季節の行事の説明や、それにまつわる工作は、どの学年でもしました。
歌を歌ったり、クレ-プやパンにジャムも作ったり、少し料理もしました!

他は、映画館で映画を見に行った時もありました。

幼稚園生活の色々なことは、担任の先生が作って下さる、この生活ノ-トで 垣間見ることが出来ました。

日本の幼稚園とクオリティの違いは大きいものの、先生方の苦労がうかがえるノ-トです。
白黒なのは、経費の問題でしょうか?
いやいや、もうそんな細かいことは気にしない!!先生ありがとうございました。

◆Noelノエル (クリスマス)


◆Galette des roisガレットデロワ
公現祭の日に食べる、パイ生地で出来たア-モンドクリ-ム入りのフランス菓子です。



誕生日パ-ティ 幼稚園では全学年、クラスで祝います。
小学校では祝いません。



ケ-キ作り。Gateau bananes noix chocolat ガト— バナンヌ ノワ ショコラ(バナナとクルミのチョコレ-トケ-キ)


Spectacle :Musique en fête a St phonie 
音楽とダンスのショ—


◆Saint Nicolas サン二コラ

聖二コラと悪い子にムチでたたく、なまはげ的存在のぺ-フェタ―が来園!
毎年、チョコレ-トの大入袋のプレゼントを貰って、記念撮影します。
私も、この地方で生まれたかった…羨ましい!

教室では、いくつかのグル-プに分れて作業する

3,4,5歳と全てのクラスでは、グル-プ作業で行われ、5,6人ごとに一つの班に分かれて子供たちは作業します。


なぜ、皆同じ方向を向いて、授業を受けないのか?
それは2つの理由があります。


◆1つ目。
社会性を見に付ける為です。
将来、たくさんの人や社会に対応出来るように、幼稚園では、まずその最初の一歩を踏み出させるように、クラス内に小さな社会を作ります。

1クラスは、その年の子供の数にも関係するので多少前後しますが、大よそ20人~30人ぐらいです。
その数は子供達にとっては、大人数過ぎるので、クラス内に5人ほどの班を作ります。
そして、その班ごとで違う作業をしたり、外出する時には班行動をさせます。

◆2つ目。
先生が管理しやすいからです。
私は、この理由しか思いつきませんでした。

遠足はあるの?

あります、年に一回牧場や水車小屋に行きました。



バスで行くのですが、持ち物は水と弁当や天候に合わせてカッパも持たせました。
親は同伴ではなく、何人か手伝いで父兄が同行していましたが、ほんの数名でした。

フランスの弁当はサンドイッチが主ですが、サンドイッチを食べた後に、なんとポテトチップスの小袋を食べるのです!
どうやらポテトチップスは、おやつではなくサイドメニューという感覚のようですが、私には今でも違和感があります。

ポテトチップスは弁当の一部に含まれるので構いませんが、甘いお菓子のおやつは持って行きませんでした。


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フランスの幼稚園に通わせてびっくりしたこと

午前中に、おやつの時間があった。

小学校もそうですが、10時頃おやつの時間があります。
必要なのかなあ~と思いつつも、コンポ-トやビスケット、ミニパウンドケ-キなどを持たせました。

Doudou(ぬいぐるみ)と登校が許され、教室内にDoudou置き場があった。

心細い子供の為に腹心の友、Doudou(お気に入りのいつも持っているぬいぐるみ)を持参しても構わないのです。
そして授業中、邪魔になるのでDoudou置き場という箱に入れています。


※フランス人にとってDoudouは切手も切れない存在の人が居て、大人になっても心の支えのように、一緒に寝たり、旅行にも持参したりする人も居てちょっとびっくりしました。

担任の先生が休んで休講となり、家に引き戻された!

朝、登校すると、「年中クラスの先生が休みです」と門に張り紙が貼ってあり、家で子供を引き取れる子は門前払いで、帰らされました。
両親が働いている子供は家に帰れない為、他のクラス(年少、年長)へ振り分けられて、一緒に授業を受けます。
しかし、帰らされたのには驚きました!さらに1週間休校の時もありました。

まとめ

フランスの幼稚園l’école maternelleは、日本とは全く違う教育システムです。
結構勉強熱心で驚きました。


私が幼稚園の頃は勉強した記憶もなく、息子が一昨年体験入園で2週間、幼稚園に通った時も勉強はしなかったので、ギャップが大きかったです。

私個人的には、日本の幼稚園のように、遊ぶことを重視した幼稚園の方が良いと思うのですが、息子が通った幼稚園以外の幼稚園では、もっと勉強させる園もあったので、まだ良かったと思いました。

思いっきり遊べる時代は大事です、想像力も付きますしね。
フランス政府の方針はコロコロ変わるので、これからはもっと一貫した教育内容で、幼稚園時代はあまり勉強させないく、クリエイティブなでイマジネーション豊かなカリキュラムになればいいな、と願っています。



実は幼稚園に入るのに条件があるのです。入学準備についても合わせてこちらをご覧下さい。
フランスの幼稚園に入園条件があった!最大の難関とは?



 


フランスに関するご質問やご意見がありましたら、下のコメント欄もしくは、お問い合わせ欄よりお気軽にお寄せください。

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